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#4

案の定、昨日は赤飯だったらしい。

今朝、おっそわけに来た。

「やっぱり出来てたよ~」との事でした。

面倒臭いシーズンが早く終わらないかな~。と思いながら兄や母と共に畑仕事している

いつもは一人でやっている仕事も、今シーズンは危険。という認識で誰が付いてきたりする。

まぁ、畑仕事・自宅でごろごろしながらキラキラ整理をしたりして過ごすからいいけど。

京子さんが、身籠ったため自宅で過ごす時は、一緒にいてくれる。「何をしているの」と手元を見てきた。

キラキラの欠片を箱の上に張っていく。

時期の花や願いを込めてデザインしている。今作っているのは生まれてくる子供の洋服入れ。赤子の物は散らかりやすいので、箱か篭が便利ということで、各2個作っている。

「荷物入れ」と言いながら作業を続ける。

「慣れてるね」

「いつもの事だからね」

「何時も?」

「知り合いに出来たら送ってるから」

と言いつつ、仕上げのために庭へ

仕上げはニス塗りだから臭いのよ。と風の流れを見ながら作業を続ける。塗っては乾かしを繰り返して強度をあげる。

「ご飯食べよう」と声がするため、作業を止めて日陰に置く。

テーブルには、ご飯を食べに来ている兄。京子さんが困った顔をしている

「私が呼んでも来なかったのにぃ」

「だろうな。観月は集中したら来ないからな」と笑っている。

手を洗いご飯食べながら、外の情報収集

姫は婚約者にちやほやされているらしい。

石の件は、東の嫁取りで、買い漁っているらしい

面倒臭い。

「7月受診なのに~。金欠病になるのやだ~」

「換金しなくてもいいんじゃない」

「温泉行きたいのに。観光・豪遊したいのに」

とわがままを言いつつ食後の休憩をしているとリンリンと鈴を鳴らす。

来客か!!

近所はやらない。知り合いは無言で上がってくる


視線に入らない庭に移動。帽子を被り・お茶を置き。

長期戦の構え

京子さんが入れたのだろう「お邪魔します。あの。妹さんは?」

「商談事は嫌いでしてね。話だけなら聞きますが、詳しくは後見人さんに」

「なぜ後見人?」

「少しだけ、ここが弱くてね」と多分耳を指しているのだろう。

ニスを塗り重ねていく。ある程度、出来たら明日にする

篭を編みをと手元を見ると蔦がない!?

どうしようかな~とうろうろしてると

笑い声が「どうしました?」とお客が怪訝な音を出している

「京子。そこの棚。二番目の箱とってあげて」

と蔦の入っている箱を取ってくれるよう話している。

「これ?」と取ってきて見せている

カパと蓋の空く音がしている。

「そうそう。あと」と立ち上がりなにかを取り出している。多分、細い蔦と工具を持ち出してる。

「これで良いんだろ?」と持ってきてくれる。

「ありがとう」と言うと帽子の上から撫でてくれる。

椅子に座る音。

「あそこに?」

「隠れてますよ。人嫌いですから」と笑いつつ話を促している。

「聞いては」

「多分。話だけは聞くと思いますよ。売買は後見人・知り合いの業者を挟みますが…」

「それでも、いいです。私どもの主人は西の」

詳しくは、要らない。どんな事情で、どのくらいの数が欲しいのかな?

と思いニャーにお願いして兄さん促す

兄の側にニャーが行く。

「名前は要らないそうですよ。どのくらいの数・色が欲しいのか教えて欲しいそうだ」とニャーを抱いて遊んでいるらしい兄

「よく解りますね」

「家族ですので」と笑ってる。

「西でも。嫁取りしますが、余り派手で無いものが欲しいらしいのです。しかしながら」「解りますね。可愛い妻に似合う物が欲しいと」

あ~協力しますか。

ニャーニャーカリカリと兄の胸を叩くニャー。

「あ~。手伝うみたいです。嫁取り準備は好き見たいですよ。可愛い花嫁」

「ピンクは基本だけど、嫁さんはどんなの好き?」

「え!!」

「珍しいね。あれが声をかけるなんて。早く。宝石・術石を用意してくれるみたいだ」

「はい。お嫁様は淡い色合いがお似合いになる方です。目の色に合わせて青の宝石を後、式用のピンクの術石を」

「はいな。詳しくは後見人の久遠さんと税理士の鷹津さんに」

「わかりました」と帰っていった。

ピンク・青のキラキラたちか~。在庫あるし大丈夫

と蔦を編んでいると

「具合悪くなるから出ておいでよ」と京子さんが呼んでる。作りかけの篭を持ち中に戻る

幸せは幸せを呼ぶ~。と呟きながら編んでいるのをみて笑っているみたいだ

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