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#11

トントン。カンカン。と音が響いている。

只今、町を作っている音で起きた。

「あ~」と呟きながらベットから起き上がると「起きたか」と隊長が朝食を持って入ってきた。

最近、家が変わったからなのか寝付きが悪い。

まあ、仕方がないのかもしれない。自分を護る陣も不十分だから常に神経を張っている。こればかりは、安心出来る相手が側にいてもというか、安心出来る人が居ると余計“護る”と言う意識が働いてしまう。

“護る”といっても、隊長だから精神的な感じが強いが…。

「お早う」と体を起こそうするとサイドテーブルに食事を置き背中に手を通して起き上がるのを手伝ってくれる。

「有難う」と伝えて体を離そうとすると「お疲れ様」と抱き締めてきた。

うん。色々とばれていますね。だって、目が笑ってません「守らせてくれないな、観月は」と呟きながら朝食を差し出してきた。

ご飯を見守られながら食べてると「明日、来るから早めに起きろよ」と言ってくる

来る?誰が?後見人さん達はもう来てるし。叔父さん達は明後日来る予定。と考えながら首を傾げていると笑われた。

「犯人。謝罪がしたいらしんだよ。会わせないから気にしなくてもいい。一応、報告までだな」とその言葉を聴いて嫌な顔をしている私に「ほら」と果物を差し出してきた。

多分だが、後見人たち・神殿長が対応するんだろう。隊長は何時も通りなんだろうな。と食べながら考えていると眉間に手を伸ばしてきた。

「やっぱり、断るか?一応けじめを付けないとな」と困った子供に言い聞かせる様に話始めた。

「神殿を虚仮にしたらどうなるかと神殿の出方を示さないとだめだろ?」と

わかるけどね?私じゃなくても良いんじゃね?

だって、色々問題ないがある奴等いるじゃん…。歌姫とか神子とか皇子とかさ

と怪訝な顔してると「あいつらヘタレだから使えないんだよ。その代わり、観月は断固拒否だろ」

うんと頷く。だってさ、大切な者を守れないなんてもう嫌だし。そんなことしてくるやつは存在を認めないからね。

「だからだよ。神殿としては、観月が全滅して欲しいと言う願いを曲げてもらったから手を出すなよ。みたいな感じにしたんだ。本当に全滅を望むなら黙ってやり始めそうだけどな」と笑っている

長年の付き合いだからばれていますね。全滅作戦するならしっとりとゆっくりとねっちりとしますが?

ぐうの音も出ないようにしますが?知らない内に病魔に侵されるようにしますがなにか?「だからだ」と笑いながら下げている。

精神的な休憩をとりたくて寝始める。

陣を維持することは、精神的に疲弊すること。普通に訓練している人以外は使えないのだが、執念で使ってます。陣を組む事はできないが、モチーフをつかい願いを叩き込む。そうしたら使える。あとは根性です。

多少、耳が悪いため根性で生きてます。

だってさ、耳が聞こえない。どんなに注意して唇を読んでも、分からないことだってある。普通に生活できるけど“普通”ではない。

拒否・否定そんなもの“当たり前”だったりするんだよね~

神殿は違う。神殿は保護大好きだから。異物を保護して利益を得る。国なんか関係ない。

だから安心して身を力を渡せるといっているが、神殿関係者全員が異物だから同胞を護る意識が強い。半端ないくらい

今回は“私”というか“神殿”がキレていると理解した方がいい。神殿の保護したものを神殿で傷つけたのだから…


まあ、最悪な場合でも国が滅びてしまうだけ。再度、神殿を敵に回してはいけない事を認識してもらいますか

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