14話 計算通り......
○サイド・トリックスター
恐ろしい何とも恐ろしい奴じゃった。
あんな小さな体の芋虫があそこまでの力を持っておるとは。
それだけでも充分恐ろしい。
じゃが、奴の最も恐ろしい所はそこでは無い。
我が最も恐ろしいと思わされたのは、奴の高い知能と残虐な性格じゃ。
まず、かなりの強さを誇るウィニー・ザ・ベアーを複数体も使役していた事。
そして奴らに我らの村を襲わせ追い込まれ逃げてくる所を待ち構えていた事、つまり罠をはっていた事。
そして、そこまで使い慣れて居ないようだが『念話』を使用し会話した事。
どれも並の魔物ではありえん事だ。
それに奴と会話した事で感じ取れたが、奴は決して我らとは相容れない。
襲われたから、我らの種族を滅ぼそうとした?こちらからは手を出さない様に皆には言っておる。
襲われたと言う事は、奴が先に攻撃したのだろう?
我らに無抵抗に殺されよと言うのか? 自分以外は餌か?
どんな恐ろしい物事の考え方をして居るのじゃ。
村の前にもしもの為に仕掛けて置いた落とし穴の上に、運良く奴が乗り落ちた事。
そして仲間が居てくれた事。
幾つもの幸運が重なったから倒せたのだ、我1人では決して勝てなかっただろう。
もし此処で奴を倒せねば、もし奴が更に成長していれば、想像するだけで恐ろしい。
我らも大きな損害を受けた、一歩間違えたら全滅していた、だがこの世界にも、全ての生物の為にも、此処で奴を倒せて本当に良かったと思う。
そして我は少なくなってしまったが、仲間達と勝利を共に喜び合った。
仲間達によると、ウィニー・ザ・ベアー共は奴らのボスであると思われる、あの恐ろしき芋虫が倒されると共に消えたらしい。
さあ、明日からは村の復興に励まねばならない。
今日は帰って休むとしよう。
○サイド・芋虫
く、虚構がやられたか。
計算通りとは言え不快だな。
サル達にボスが居るのは、奴らの称号『群れ』から予測していた。
酷く不愉快だが、もしかしたらボスは今の僕より強いかもしれない。
僕より弱かったとしても、ここは僕がまだ良く知らない世界だ。
想像もつかないスキル等を使ってくるかも知れない。
そこで僕は念には念を入れ虚構達で偵察に出向き、本体は村近くの木の洞穴に隠れ『虚飾』限界数の6体にてサル村を襲ったのである。
はい、拍手!
今回の戦いで奴は油断さえしなければ容易く屠れる敵だとわかった。
さて、この僕を倒したと思い込み油断してるだろうサル共をを殺しに行くか。
Let's massacre time! 僕に仇名す者は皆殺しだ。
このお話を書いてる生き物は、皆さんの声援を励みに活動してたりします。
ですので、ブクマ、評価、レビュー、感想、等をして貰えたら物凄く喜びます。
以上ヘタクソな、おねだりでした。




