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セカンド・ワールドの魔王  作者: 魔闇直樹
④ 活動領域拡大編その1
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4-6 寄り道したい小悪魔

 魔理守達のパーティは、ワイ村へ向かいながら、相変わらず寄り道をしていた。


 優しい草原という名前の通り、現実の草原にいるような動物系のモンスターがそこらにいるので、見かけたモンスター達にちょっかいをかけていき、倒しながら進んでいった。


「あおりん、時間ならまだたくさんあるんだから、さっきの猿たちみたいに、あえて倒さないで逃げさせてあいつらのボスを呼び出して経験値稼いでもいいじゃねぇか……」


 魔理守は、愚痴を溢す。


「まりりん、今何時だと思ってるの? 今、もう6時40分よ? 19時に私は夕飯があるからそれまでには、ワイ村に着きたいんだけど?」


 17時から向かっている為、本来はもうワイ村まで付いている所を、魔理守達の寄り道でまだ到着しておらず、夕食の時間を家族にお願いしてずらしてもらっているので、あおりんはモンスターと戦うのは許しているが、ボスを呼びに行かせるのは、サルたちとの戦い以降禁止させている。


「キャンプアイテムを俺が使うから……」


 SWでは、現実世界に戻る場合、SWでの肉体は眠った状態な為、野生のモンスターが出る所で現実へ戻ってしまうと、モンスター達に攻撃されてしまう。


 その対策の為、キャンプアイテムという道具を街などであらかじめ買い、それを使うことでモンスターが寄ってこないようにしてRW(リアル・ワールド)へ安全に行くことが出来るようにしている。


「まりりんはこっちでは、お金持ちだね! でも、ダメ! キャンプアイテムは、一定のレベルのモンスターが寄り付かなく出来るけど、完全に安全ではないよ! 優しい草原だから安心って思っていても、モンスターは生きているから、たまに別の所から彷徨ってきた強いモンスターが出てきたらどうするの?」


 あおりんが、まれに起こる状況を盾に、文句を言ってくる彼に反論する。


「いや、それめっちゃ運が悪くねぇと起きねえよ! ただ、その可能性も捨てきれないんだよな……うーん……」


 魔理守は、同意か反論で悩んでいる。


「もう良いぞ、魔理守。俺十分戦えて楽しかったぞ! ありがとな! そろそろ真っ直ぐワイ村へ行こう!」


 勝利は、自分のレベルアップの為に、モンスト達と戦えるようにしているのを理解している為、もう大丈夫だと伝える。


「いや、お前の為でもあるけど、俺も戦いてぇんだ。でも確かに、時間がかかり過ぎるだよな……そうか……わかった、今から真っ直ぐ行くことにする」


 始まりの村からワイ村までは、真っ直ぐ向かえば、バトルをしないで20分弱、多少出会ったレベル3くらいのモンスターを、レベル7くらいのプレイヤーが、5体くらい途中でバトルしていたとしても40分くらいで着く距離である。


 寄り道していたとは言え、進んではいたので、この場所から魔理守達がバトルをせず今から真っ直ぐ向かえば、7分くらいでワイ村へ着く。


 魔理守は「あのモンスターと戦いてぇ!!」やら、「闘争心が疼く!!」と不満を洩らしつつ、自身が言った通りに真っ直ぐ一行はワイ村へと向っていった。

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