表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
セカンド・ワールドの魔王  作者: 魔闇直樹
③ 全員集合編
35/61

3-14 始まり

「くそー、また勝てなかった〜!」


「スキルと必殺技の合わせ技か、魔理守の入れ知恵だろう。なかなか良かったぞ!だが、俺は負けない!」


 勝利は、惜しくもポニーに届かなかったが、彼は今回の戦いに評価する。


「確かに、必殺技を防御に使うとか、勝利の一番強い合わせ技だったはずなのに」


 魔理守は、自分が思いついた技を使った勝利が、片手で止められたことに少なからず悔しく思いながら言う。


「あれは、魔理守の普段の行動を真似てみた奴だ!参考にさせてもらった」


「確かに、魔理守特訓してる時に、スキルで俺の蹴りをガードしてたからな」


「確かに、考えてみれば、自分の能力を応用しているな……」


 魔理守うーんと考える。


「それに、俺は勝利を倒すために、修行をしてきた、だな!なにわ先輩!」


「すまんな、勝利はん、まーやん、ポニーはんが真剣に頼んで来るから、つい張り切ったんよ」


「お前が、魔理守に頼るなら、俺はそれより強い奴に頼む」


 ポニーは、ニヤリと笑みを浮かべながら言う。


「確かに、俺達より、1年長くSW(セカンド・ワールド)にいるし、リアルでもケンカもポニーの次に強いなにわ先輩には、多分勝てねぇ」


「ちなみに、私達も手伝ったよ!ねっ?みきみき!」


「うん、頑張った〜」


 あおりんと美樹もポニーに協力していたようだ。


「因みに俺も手伝ったよ〜」


 師匠先輩もポニー側だったようだ。


「数の暴力じゃねーかよ!!」


 みんなして、ポニーに協力していたことを聞き、勝利は、大声で叫ぶ。


「確かになぁ、ポニーはんなんでそこまでして、勝利はんに負けたくないんや?」


 なにわ先輩は、彼に問う。


「そうだな、こいつには絶対に負けたくないってところかな?それに、手を抜いて勝っても嬉しくないだろう?」


「それは当然だ!俺は、本気の対決をして、お前に勝つ!」


 2人の目から火花が見えそうなくらいバチバチしている。


「それとな、俺に勝ちたいなら、ツインテールなんかやめて、ポニーテールにしたらどうだ!魔理守、お前もどうだ!」


 ポニーの真面目に言っているボケのような勧誘に、勝利は、「やだ」魔理守は、「同じく」と返す。


「そう言えば、勝利ってこっち来て初日でしょ?負けたとはいえ、強すぎないか?」


 師匠先輩は、半笑いで聞いてきた。


「魔理守に頼んだんすよ、魔理守の戦い方は、レベル差を変えられるから」


「なるほど、そんな凄い魔理守には、今度、大人の本を貸してやろ……」


 コンッ


「先輩、まりりんに悪影響なのでやめてださい」


 殺気全開で、師匠先輩の後頭部にピストルの銃口を付ける。


「やめろ、あおりん、師匠先輩に失礼だろ!」


 魔理守は、静止するように言う。


「そうだぞ、俺たちはそうやって大人にな……」


 バンッ


 勝利の発言するのをピストルを頬のギリギリを発砲して、黙らせる。


「しよりん、何か言った?」


 ニコッと優しく少し殺気が混じった笑顔で聞く。


「なっなんでもねぇ……よ……」


 勝利は、半笑いで答える。


「ハッハッハッ、やっぱ最高やで〜」


 なにわ先輩は、爆笑する。


 それにつられて、みんなも笑い出す。


「よかったな、まーやん、友達みんな揃ってな」


「ハハハ、そうですね、ありがとうございます」


 みんなが揃い、魔理守達全員、2つの世界を行き来できるようになり、これから、冒険、物語が始まる。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ