3-13 必殺技
必殺技、自分のMPを使い、繰り出す大技。
基本的には、時間をかけて身につけるものであり、本来なら、数時間で出来るようなものではない。
「普通は、何日か掛けて習得するものだからな、けど、俺はお前を倒すために1時間で覚えた」
「そうか、だが、俺に攻撃する前にオーラを出すとは、かわしてしまえば意味はないぞ」
「かわせるとでも思ったか?いくぞ!スキルハイジャンプ!そして必殺技、ビーストランス!」
左足で、本来は高く飛び跳ねるスキルを突進に応用して、右足でポニーにかなりの威力で突っ込んだ。
ドガーーーン!!
強い音が鳴り響く。
勝利の渾身の攻撃をポニーは右手で止め、彼からは、黄色い煙が出ている。
「え?、な?」
「やはり、勝利、お前は凄い、俺も必殺技、鬼火障壁で7割ぐらいMPを使わせるとわな!」
彼は、自分の必殺技を防御に応用して防いでいた。
「まさか、お前も必殺技を使えたんだな」
勝利は少なからず驚く。
「今度は俺の番だ」
そして左手に強い魔力を込める。
「いくぞ、必殺、鬼の魔鉄槌!」
ドゴンッ
「うぐっ!」
20数メートルも勝利は吹っ飛ばされ、地面に倒れる。
ポニーは、飛ばされた相手の方へ近づいていく。
「必殺技を2発俺に使わせ、もうほとんど残ってない、だが、もう終わりそうだな」
「ま、まだだ……まだHPが7も残ってるぞ……」
彼は、まだ諦めてなく、ゆっくりと立ち上がる。
「この状況でも闘志はあるようだな、さすが俺が認めた男だ」
ポニーは、称賛する。
「だか、お前もMPは残ってない筈だ」
「それは……ポニーだってそうだろ……」
「ああ、だか、0だとは言っていない!」
ポニーは、残りのMPを使いスキルで鬼火を作り出した。
そして、物を投げたらあたる所まで近づく。
「これで終わりだ」
鬼火を力を込めて投げつける。
「スキル、ハイジャンプ!」
投げつけてきた鬼火をかわし、頭上まで飛ぶ。そしてかかと落としをしようとする。しかし、
[な?あ、足が動かない]
「フッここまでだな」
ポニーは、頭上の勝利に拳を振り上げた。
ドシッ
HPが0になり、勝利はまた敗北した。




