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セカンド・ワールドの魔王  作者: 魔闇直樹
③ 全員集合編
28/61

3-7 魔理守と特訓2

「いいだろ喜んだって!」


 勝利は、文句を言う。


「たしかに、今の攻撃は最高だった、けど、それで終わらしたらダメだ!」


「どゆこと?」


「えっと、」


 説明をはじめる。


「えっと、後ろから飛び蹴りをした後、畳み掛けないと」


「たしかに、ポニーはあれぐらいじゃ倒せないなぁ」


「だろ?それにあの後ろに回るのは良かったよあの攻撃を何回もしないと」


「あの攻撃は、魔理守の戦い方をマネでみたんだ、ほら、お前普段は、羽をだして空飛ぶ以外に早く動くのに使ってるだろ?」


「うん、まぁそうだけど」


 魔理守は、レベル14なのでメンバーの中では、一番レベルが高い。だが、最初は皆、レベル1から始まる。


 SWでは、レベル1から始まる時に、HP20MP12で固定。物理攻撃力、防御力、魔法攻撃力、素早さ、これらは、現実の能力に応じて少し変わる基本数値は5であり、力が強ければ物理攻撃力は6以上になり、足が遅ければ4以下になる。因みに、耐性もあるが、それは全部1から始まり、戦ったりする事でその攻撃を受けた時に数値が上がる場合がある。


 魔理守は、足が遅いわけではなく、SWに入る前から少し体を鍛えて(勝利のポニーを倒す特訓に付き合わされたことも含む)いたので、素早さは初期レベル時に7あった。さらに、魔理守は、悪魔族の初期スキル【悪魔の翼】がある。通常の使い方は、空を飛ぶのに使うのが一般的、それを魔理守は、飛行する力を、素早く動くために使い、素早さを上乗せする。それが魔理守の戦い方の1つだ。


「飛べる力を利用しているのをマネて、俺の蹴る力を早く移動するのに使ったんだ」


「なるほど」


 魔理守は納得する。


「それで、俺は何をすれば良かったんだ?」


 話を戻し、質問する。


「そうだな、例えば連続で死角に移動しながら飛び蹴りをするとか、後ろからかかと落としをして、追加で攻撃するとかかな?」


「なるほどな、勉強になる」


 勝利は関心する。


「魔理守、お前、よっぽどSW(セカンド・ワールド)に行きたかったんだな……俺も負けてないが」


「だてに、本買い占めたり、調べたりしてないからな、それは勝利もそうだろう」


「まあな」


 2人は「「ハハハ」」と笑い合う。


「そうだ、次はモンスターと戦うか」


「それもいいな、ポニーとの決闘も6時からあるし」


「ポニーもいいやつだな……」


 魔理守は苦笑いしながら言う。


「ほんとそれな、あいつが悪いやつだったら皆不登校だよな」


 勝利も苦笑いしながら答える。


「まぁ、俺やポニーや先輩達はお前に救われたからな」


「ん?」


「なんでもないぞ」


「あ、そうか、今度、師匠先輩と、なにわ先輩にも会おうか」


「そうだな」


 勝利は微笑みながら頷いた。

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