表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ちびっ子猫口調TSサタンちゃまは悪魔ガチャで頼れる部下を集め、仲間と一緒に異世界大陸を楽しく冒険するにゃん♬  作者: 大空司あゆむ
日本クエスト編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

80/653

サタンちゃまと剣山の大蛇4

 

「聖剣を見つけたいのなら、俺について来な」

『……』


 仲間にした覚えはないが、勝手に仕切り始め俺たちに手招きする剣山の常連のシン・中島。

 その根拠のない上から目線の彼の態度に、困惑した俺たちは目を合わせた。


「どう見ても怪しいアイツどうする?」

『うむ、アヤツの敵の体内時間を停止させおる能力は脅威じゃゾイ』

「確かにね……」


 竜神さまと相談して、普段使わない脳みそをしぼったメリーが考え込んだ。

『ボディストップ』と言う能力は悪用したら大変なことになるし、スキルレベルがあがればそれだけ脅威になりかねない。

 幸いスキル持ちのシン・中島は小者っぽいからその心配はなさそうだ。


『この山に隠された剣の場所はワシが探るとして、アヤツには山岳ガイドを任せるのはどうじゃ?』

「信頼出来るかしら……」


 見つけた聖剣をボディストップされて横取りされかねないからな。


『ホッホッ、この竜神様のワシが目を光らせておるんじゃ妙なことはさせまいて』

「確かにウチにはつよ〜い味方の神様がいるからね」


 メリーが納得して話がまとまり俺たちはシン・中島にガイドを任せることにした。


 □ □ □


「で、お前らのリーダーはどっちだい?」


 ずいぶんと慣れ慣れしいシン・中島がメリーの目を見て聞いてきた。すると彼女は首を横に振ると。


「白銀の聖女パラルよ」

「へ〜あの白銀さんの……まぁ彼女は確かに凄いけど……俺の方がじゃかん(・・・・)上かな……」


『にゃっ!?』腕組みして大きく出たシン・中島。聞いてた俺は思わず吹き出したくなった。じゃかんってなんだよ?

 しかし百歩譲ってシン・中島が聖女さまより上だとして、なんで俺たちはお前のこと今日知った?

 有名なら皆が知る存在だろうに。


「へー中島って聖女様より凄いんだ?」

「……お前っ!い、いや、そりゃ凄いに決まっている……」


 シン・中島がメリーに呼び捨てにされて一瞬キレ掛かったが、皮肉とも知らずに褒められたと思って得意気に会話を再開した。


「凄いて言えばだ、最近伝説の勇者の血を引く少女の冒険者の一部がここ日本に上陸したらしいぜ」

「勇者の仲間がっ!?」

「ああ、俺の情報筋からして名の知れた英雄三人だ」

「マジで!」


 俺たちが沖縄でワイワイやってる間にそんな展開になっていたのか……。

 ここを含めて残るクエストは二つ。

 それでいよいよ真実と俺が冒険する意味を見出せる大事なタイミングだ。そこに勇者の仲間の日本上陸の話題だからなにが起きてもおかしくないわな。


『そんなことより聖剣の匂いがするのはこの先じゃ』

「マジでっ竜神様っ!?」


 声を出して驚くメリー。勇者の話ですっかり聖剣のことを忘れていた。

 竜神さまのあとをついて来て思えば、登山道から外れた頂上付近の崖側の妙な場所だった。


 しゃがんだ竜神さまが地面に手をついた。


『ここじゃゾイ。この下に隠された空間があってのう……』

「こんなにあっさり見つけられるモノなの……?」


 残念そうに言うなメリー。

 確かに苦労して見つけた方が喜びはデカイ。しかし早い方が疲れなくていいだろう。


『あとは、下まで掘って行けばいいハズじゃ……誰か穴掘りは……』

「にゃっ!」


 竜神さまがガチャを回せと言いだげに俺の顔をチラッと見た。

 別にいいけど、穴掘り系の悪魔出るかな……。


「分かったにゃっ今からアタチの悪魔ガチャスキルを発動させるにゃから、あぶにゃいから皆さがるにゃ」

「ハハッ!」


 笑うな松川。

 にゃーにゃー言うのは仕様だから決してウケ狙いではない。


 ズドーーン!!


「おおっ凄えっ!」


 空中から出現した巨大カプセル自販機を見て松川が興奮した。


「なになにっガチャガチャみたいに悪魔召喚出来んの?」

「にゃっ……そうにゃっ、一回20魔力で魔力量の分だけ回せるにゃ」

「へーちなみにお前の魔力いくつ?」

「……」


 松川がグイグイ聞いてくるな。

 なんだかプライベートなこと聞かれるようで嫌な感じなんだが……まぁ、魔力位なら言っても大丈夫だろう。


「現在のアタチの魔力は1028にゃ」

「プッ!アタチって……ククッ」

「……笑うにゃ!」

「悪いワルイ。でっと言うことは、51回ガチャ引ける訳だな?」

「そうにゃ」

「で、全部引いたとしてその悪魔はどうなる?」


 松川が俺の周りをキョロキョロ見渡した。どうやらそれらしき悪魔がついていないので、ちょっと怪しんだいるのかな?

 怪しいと思えばさっきから食い気味にスキルについて聞いてくるお前だよ松川。


「大丈夫にゃっ引いた悪魔はカード化してファイルに収めるからにゃ」

「へーっじゃあ、ファイルからいつでも悪魔出せんの?」

「……出せるにゃっしかし、一度出すと制限時間は五時間でファイルに強制退場。しかももう一度出すのに半日の充電時間が掛かるにゃ」

「へーっなるほど……」

「にゃっ!?」


 松川はもう十分と言ってニヤッと笑った。

 やはり怪しい。ちょっと詳しく言い過ぎたかと後悔した。


今日続き書けたら更新します。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ