サタンちゃまと剣山の大蛇5 五十連ガチャを回す
ガチャガチャガチャガチャッ……。
皆の注目が集まる中、俺は緊張しながらガチャを十連続回した。
まずは十連一回目の成果。
( 一回目、星1レッドデビル剣タイプ、星1レッドデビル剣タイプ、星1レッドデビル槍タイプ、星1ユニコーンラビット、星2デビルスパイダー、星3ガーゴイル、星1レッドデビル弓タイプ、星1デビルスライム、星1レッドデビル剣タイプ、星1ブラックパピオン )
星1のレッドデビルに集中したガチャ結果だ。とは言え初めて出た悪魔もチラホラなんだが、デビルスパイダーとか見た目が苦手なのは勘弁して欲しい。
次十連二回目。
( 星1レッドデビル剣タイプ、星1レッドデビル弓タイプ、星1レッドデビル剣タイプ、星1レッドデビル槍タイプ、星1レッドデビル剣タイプ、星1ユニコーンラビット、星1レッドデビル剣タイプ、星1レッドデビル槍タイプ、星1レッドデビル弓タイプ、星1レッドデビル剣タイプ )
「にゃっ!?」
またレッドデビルばかり引き当てた。
「ちょっとちびっ子」
「にゃっ……にゃんにゃ……」
振り向くとしかめ面のメリーが腰に手を当て俺を見おろしていた。
俺はエスパーじゃないけど、彼女がなにを言いたいのか分かる。
「コレさぁ、クソガチャじゃないの?」
「にゃっ!」
『なんだとテメエッ!』
俺の代わりに、ガラの悪いレッドデビルたちがメリーを威嚇した。
しかしこれだけいると騒がしい。あと三十連残ってるし……収取つかんぞコレ。
「レ、レアを当てるから期待して欲しいにゃ」
「本当?」
「にゃっ!」
疑ってなおかつ無駄なプレッシャー掛けるなよメリー。とは言え絶対とは言ってない。
まぁしかし、言っといてハズレまくったらメリーになんてドヤされるか……。
「や、やるにゃ」
俺は悪魔なのに神に祈りガチャのハンドルを回した。
十連三回目。
( 星1レッドデビル剣タイプ、星1ユニコーンラビット、星2デビルゴースト、星1レッドデビル弓タイプ、星1レッドデビル棍棒タイプ、星1レッドデビル剣タイプ、星3レッドデビルマジシャン、星1レッドデビル弓タイプ、星2デビルスパイダー、星2デビルスパイダー )
「にゃっ!」
最後に苦手な蜘蛛二連とかキツイ。
しかし、めげずに四連に突入だ。
ガチャガチャガチャッ……。
十連四回目。
( 星1レッドデビル弓タイプ、星1ユニコーンラビット、星2デビルソーセージ……)
『にゃんにゃデビルソーセージって……』ソーセージに手足がついた見た目の悪魔だけど意味が分からない。やれやれ、続いて回して行こう。
( 星1レッドデビル剣タイプ、星1レッドデビル弓タイプ、星1レッドデビル槍タイプ、星1レッドデビル剣タイプ、星1レッドデビル剣タイプ、星1レッドデビル剣タイプ、星1レッドデビル弓タイプ )
「にゃっ!」
やがらせかと疑うほどのレッドデビルが連続して出た。もう赤い顔の悪魔を見るのもウンザリだ。
しかし中々星5のレア悪魔が出ないものだな。そう考えると星5悪魔騎士クレナを引き当てたのは奇跡だったんかな?
「ちょっと〜ちびっ子……」
「にゃっ……」
メリーの矢のような視線が俺の背中を突き刺して来る。しかし振り向くのは怖いので最後の十連に賭ける。
ガチャッガチャガチャッ……。
十連五回目。
( 星1レッドデビル剣タイプ、星1レッドデビル弓タイプ……)
「サタン様ちいーすっ」
「にゃっ!」
チャラい雰囲気のレッドデビル弓タイプが俺に頭をさげた。い、今はそれどころではない。
こうも低レアが連発すると流石に焦ってくるぞ。
次こそはと想いを込めてガチャを回した。
ガチャガチャッポンッ!
「にゃっ!」
ここにきてようやく星4のエメラルドカプセルを引き当てた。あとは中身だけど滅多に出ない高レアだから期待は十分だ。
いつものようにカプセルが震えてからパカッと開いて悪魔が出てくる動作は見飽きた光景なのだが、高レアとなると期待値は段違いだ。
パカッ!
『キタッ!』来いっ高レアッ!
【 星4モスマンピンク レベル1 闇属性 】
「にゃっ…………」
「サ、サタン様……よ、よろしくお願いします……」
ピンク色のモスマンでしかもメスみたいだ……しかし、しかし、すでにモスマンを引き当てているだけに微妙だ。
まぁ、雄のモスマンは喜ぶんだろうな。
「ちょっとちびっ子ヤル気あんの?」
「にゃっ!?」
背後から頭を小突かれた。全く無茶言うなメリー。
「ちょっと待つにゃっ」
メリーを無視してめげずにガチャを回すぞ。
( 星1レッドデビル弓タイプ、星1レッドデビル弓タイプ、星1水蜘蛛)
『にゃっ!』別バージョンの蜘蛛なんていらんから次っ!
( 星1レッドデビル剣タイプ、星1レッドデビル剣タイプ、星1ユニコーンラビット)
「ちょっとちびっ子」
「にゃあ〜っ!」
『待て待て』まだ一回チャンスある。
ガチャガチャッポンッ!
( 星1レッドデビル棍棒タイプ )
「サタン様ご無沙汰してます」
「にゃっ!」
最後に顔を出したレッドデビルが挨拶した。
いやもう悪いけど顔も見たくないよ……。
「ちょっと!アンタくじ運悪いわね?」
「にゃっにゃあ……」
ガチャ結果の悪さに流石にブチ切れたメリーが俺の肩を掴んだ。
しかし運が左右されるだけに、ガチャ結果で責められても困る。
穴掘り型引き当てられないし、高レアも出ないからどうしよう……。
「う〜……」
メリーにドヤされ涙目の俺は、ステータス画面を閉じようと指を近づけたら、MPが20ポイント残っていることに気づいた。
「まだチャンスあるにゃっ!」
「ちょっとまだ諦めないの?」
「にゃっ!」
ガチャ道は、諦めの悪さが一番大事だと思う。( 沼にハマるとも言うが…… ) とにかく最後のチャンスッ来いっ高レアッ!
ガチャガチャガチャッポンッ!
『キタッ!』星4のエメラルドカプセルだ。星5に比べて見劣りするけど、要は用途が合っていればそれだけでいい。
だから頼むっ来てくれ穴掘り系。
俺は手を合わせて願った。
カプセルが開くと中が光って悪魔が出て来た。
「にゃっ……」
全長3メートル位の鼻先に銀色のドリルが生えてサングラスを掛けた( またか…… ) モグラ型の悪魔だ。
【 星4 モングーラ レベル1 属性土 】
「キタッ!穴掘り系の悪魔モングラーにゃっ!」
「…………ちょっちょっとすいませんサタン様……」
「にゃっ……」
サングラスを外したモングラーが俺に話があるようだ。どうでもいいけどモグラだから目が退化してるな……なるほど、そのためのサングラスだな。
「にゃ、にゃんだモングラー?」
「お言葉ですが……いい加減にしてくださいよサタン様。さっきからモングラーモングラーと呼んでますが、僕の名前はモングーラですよ」
「にゃっ!?」
間違えて名前を呼んだのは悪いけど、ちょっと彼は細かいし気難しい性格だな。
デビルドルフィンといい、グラサン掛けた可愛い系悪魔はどうも性格に癖があるのだろう……。
今回から属性表示させました。過去のは時間があったら追加します。




