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僕の絵本日記  作者: 高冨さご
10月

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10月30日 『夢の形』

 なぜだか分からないが、今しかないと思う時がある。それは焦りとか衝動的な感情ではなく。理由などなく湧き上がる自信なのだ。


 普通ならありえないと思うことが、何でもできる気がするのである。自分の憧れの人に会うことが出来る、それだけではなく話して一緒に何かを制作したり。そんなことあればいいけどな、が確実に掴めると言う謎の自信。理由も根拠もどこにもない。あるのは自分の意思だけだ。けれど叶うと信じている。


 今までもそうだったかと聞かれると、決してそうではなかった。夢なんて腐るほど破り捨てられて来たし、自分は何のためにここにいるのか分からなかった。この世界で一番自分のことが嫌いで、自分であることに嫌気がさしていた。周りの人間が楽しそうに笑っているのも疎ましく思ったし、他人の幸せなど正直どうだって良かった。そんな性根が腐ったような僕が、突如思い出したかのように立ち上がった。


 そうか、僕は自由なのか。


 たったその一言を言える日まで、一体どれほど悩み尽くして来ただろう。好きなことをしていいのか。親の顔色をうかがわなくていいのか。僕のやりたいことは単なるワガママなどではなく。


 これを人は夢と呼ぶんだなと。

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