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僕の絵本日記  作者: 高冨さご
10月

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10月23日 『ある』

 当たり前にあるものは、なくした時に初めてそのありがたさに気がつくものだ。


 つい最近炊飯器が壊れた。その時困ったのは、炊飯器以外で米を炊く知識を待ち合わせていないことだ。人生で米を炊いたのは、炊飯器のボタンを押した時と学校で飯盒を使った時。まず米を炊くことも出来ない。

 次は保温機能。うまいこと飯が炊けたとて、大量の白米を一度に食べ切ることは出来ず。逐一小分けにして冷凍保存をしている。(ここでも冷凍庫の恩恵を受けている。)蓋を開ければ暖かいご飯がいつでも食べられるのは実にありがたいことである。


 洗濯機が壊れた時には手洗いの大変さが身に沁みた。エアコンが壊れた時には命の危機を感じた。体調を崩した時には健康体の自分が愛おしくなった。


 あなたは既に持っているのだからそれに感謝しようと言われて、いやそれがわかんねえんだよ!と思っていたが。


 自分がここに存在しているだけ。それが一番既に「ある」ということなんだと、自分をなくす前に気がつけて、本当に良かった。

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