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僕の絵本日記  作者: 高冨さご
10月

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10月7日 『キャラクター』

 猛烈に涙が出る時がある。それは悲しさや悔しさで胸が痛んでいる時ではなく、ただ少し疲れているかもなと思いながら自分の描いた夢物語を読み返した時だ。普段読み返した時は「懐かしいな」「やっぱり面白いや」くらいの感情なのに、こういった時はやたら心をひどく揺さぶられるようで、訳のわからないほど涙が溢れて来る。


 作中のキャラクターに想いを寄せて、そのキャラクターが乗り移った気がして。辛いのに笑っているその子の代わりに泣いている。そんな気がする。でも本当は、そのキャラクターが僕の生き写しみたいなもので、素直に泣けないのは僕の方であって。「自分のために泣けないのなら、私のために泣けばいいよ。私はあなたの分身なのだから」と言われている。そんな気がする。


 僕のせいでいつもキャラクターには苦労を負わせている。以前友人に「アンタってキャラクターに対して超ドSだよね」と言われたことがあるが、これに関してはとことん申し訳ない限りである。ただ僕は心から僕の生み出すキャラクター達を本当に愛しているので大目に見て頂きたい。最後は必ず幸せにするからさ…!


 僕のために生まれて来てくれてありがとう。僕に泣いてもいい場所を作ってくれてありがとう。今度はとことん自分に甘いキャラクターも生み出してみようかなと思う、今日この頃です。

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