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9月30日 『綿飴雲にキャンディハウス』
お祭りに行ったらまず何を買う?
「ぼく?ぼくはね、わたあめ!」
「わたあめはね、フワフワで優しくて、あたたかくて気持ちいいんだ」
「それにね、空を飛べるんだよ!」
空を?
「そう。いつもお空に浮かんでる。ぷかぷかのフワフワ」
ああ、あれはね。雲って言うんだよ。
「知ってるよ。だから言っているんだ!あれはね、ぜーーんぶ、わたあめで出来ているんだよ」
そうなんだ。でも雲は食べられないよ。
「誰も食べたことがないからさ」
上に乗ることだって出来ないよ。
「そんなことしないもの。だってわたあめは乗り物じゃないからね」
じゃあどうしてわたあめから雨が降るの?
「そんなの決まっている!お菓子だから、飴はお友達なんだよ!」
なんかややこしいけど、なんとなく分かった気がする。つまり、雷は雷おこしで、虹はレインボーキャンディってことでいい?
「いいね、いいね!そんな世界だったら最高だ!」
ほうら、やっぱり。作り話なんでしょ。
「それはどうだろう。そんな星も、あるかもしれないよ。だって宇宙は広いから!」




