表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕の絵本日記  作者: 高冨さご
9月
21/103

9月11日 『夢』

 夢。それは将来なりたいもの、ではなく。夜、眠っている時にみるものである。


 人は眠っている時、空に帰っているのだという。はたまた単なる脳の整理作業だとか。その賛否については、正直あまり興味がない。信じるたい方を信じれば良いと思う。


 よくみる夢がある。来たことはないはずなのに、毎回「前もここに来たなあ」と思う夢だ。夢の内容はハチャメチャだし、思い出す限りこの世界にそんな場所は存在しないと思う。どちらかといえばアニメの世界に似ている。

 もうひとつは、現実と深くリンクしているのに、全く土地や人の顔が違う造りになっていることである。この坂を登ったら辿り着く、というところに目的地がなかったり、道がつながっていなかったり、5分で着くところ2時間かかっていたり。名前も関係性も同じなのに、顔と性格が違っていたり。

 けれど夢の中の僕は「ああ、そうだった」なんて納得したりしている。


 僕は夢占いもあまり信じてはいないし、夢見が悪いと寝起きが芳しくないので、あまり夢に関して重きをおいていなかった。


 だが、もしかするとパラレルワールドの自分が体験しているのかもしれないぞ、と考えると多少興味が湧く。今頃もう一人の僕は、盛大に大笑いをした後に誰かに騙されて悩みながら解決策を打ち出しているところだろう。愉快な登場人物にも揉まれながら日々奮闘しているのかと思うと、


「いやあ!パラレルの僕もよく頑張っているね!サンキュー!」


と叫ばざるを得ない。意味がわからん。


 さて、そろそろ起きよう。学校に遅刻する。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ