9月11日 『夢』
夢。それは将来なりたいもの、ではなく。夜、眠っている時にみるものである。
人は眠っている時、空に帰っているのだという。はたまた単なる脳の整理作業だとか。その賛否については、正直あまり興味がない。信じるたい方を信じれば良いと思う。
よくみる夢がある。来たことはないはずなのに、毎回「前もここに来たなあ」と思う夢だ。夢の内容はハチャメチャだし、思い出す限りこの世界にそんな場所は存在しないと思う。どちらかといえばアニメの世界に似ている。
もうひとつは、現実と深くリンクしているのに、全く土地や人の顔が違う造りになっていることである。この坂を登ったら辿り着く、というところに目的地がなかったり、道がつながっていなかったり、5分で着くところ2時間かかっていたり。名前も関係性も同じなのに、顔と性格が違っていたり。
けれど夢の中の僕は「ああ、そうだった」なんて納得したりしている。
僕は夢占いもあまり信じてはいないし、夢見が悪いと寝起きが芳しくないので、あまり夢に関して重きをおいていなかった。
だが、もしかするとパラレルワールドの自分が体験しているのかもしれないぞ、と考えると多少興味が湧く。今頃もう一人の僕は、盛大に大笑いをした後に誰かに騙されて悩みながら解決策を打ち出しているところだろう。愉快な登場人物にも揉まれながら日々奮闘しているのかと思うと、
「いやあ!パラレルの僕もよく頑張っているね!サンキュー!」
と叫ばざるを得ない。意味がわからん。
さて、そろそろ起きよう。学校に遅刻する。




