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薬剤師の四方山話  作者: 座久間 真眼
9/13

薬剤師の職場

書いていて乗れなかったので、遅くなってしまいました。

 そのいち:薬局

 いわゆる町の薬局です。

 これも細かく言うと、処方箋への対応が専門の調剤薬局と、漢方などを駆使してお客さんの健康相談に応じる薬局とに2つに分けられます。

 後者は「相談薬局」とか「漢方薬局」とか「漢方相談薬局」とか言われています。

 どちらが上と言う事はありませんが、後者の薬局の薬剤師は知識が財産であり商売道具なので、勉強されている方が多い印象があります。

 調剤の薬剤師さんは玉石混淆という印象を持っています。

 すごい薬剤師さんは私程度では足下にも及ばないし、底辺の薬剤師さんは「薬剤師免許を返納しやがれ!」と思っちゃうくらい。


 そのに:薬店

 いわゆるドラッグストア。

 ここの薬剤師も玉石混淆。

 まあ、石の方が多いのでしょうね。

 でなければ、「登録販売者」なる資格が作られるはずがない。

 

 そのさん:病院

 町の調剤薬局と似たようなことをしていますが、微妙に違います。

 人数が最低限度しかいなくて外来の薬も出している所では、調剤室に立て籠もらざるを得ませんが、マンパワーにゆとりがある所では病棟へ行って患者さんと話をしながら副作用チェックをしたり、病棟スタッフからの薬に関する相談に応じたり、ドクターと処方設計について議論を交わしています。


 そのよん:医薬品メーカー

 おおまかに、MRと呼ばれる営業職、学術担当、研究職に分けられます。

 MRは、頑張り次第でかなりの高給取りになりますが、担当先によっては休日が休みにならないことも。

 大学で同期の人がMRとして来ていましたが、当時の私が手取り15万程度だった時に彼は50万。

 ただし、離島が担当だったため、海や空が荒れると3日くらい島に閉じ込められることもしばしばあったそうで、その間に本土の担当先との約束が入っていた時には、上司に連絡して代わりに行って貰っていたそうです。

 学術は、医療現場から薬に関する質問があった時に対応する部署。

 滅多にない副作用から適応外処方、海外での論文まで質問は様々。

 研究職は、ズバリ開発担当。

 一見1番派手そうな感じがしますが、実は1番地味だったり。

 見込みがありそうな化学物質やその誘導体を、1000個とも1万個とも言われる数を調べて、医薬品として使い物になるのは1つあるかどうか。

 そして最初の目的ではボツになっても、別の使い道がないか調べたりもする、ホントに地道な仕事です。


 そのご:お役所

 医療と化学の両方習得してきている職種なので、かなり便利に使われています。

 一般の方がすぐに思い付くような薬局薬店の許可・監視・指導、病院・診療所への立ち入りだけではありません。

 製薬メーカーの工場の立ち入りもします。

 理髪店などの許可、飲食店などの許可・立ち入り、感染症対策、水質検査に食品検査に食中毒の細菌検査、環境課で産廃業者の許可や環境関連の啓発・廃棄物対策にリサイクル事業等々。

 珍しい所では教育庁なんかにもいたりします。

ホント、器用貧乏な便利屋、と言う扱いですねぇ。


 ざっくりとですが、薬剤師の職場の紹介でした。

ノリが悪かったので短いです。

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