2、運命感ゼロッ
今回は更新が早めにできてよかったです。
ぜひ、読んでやってください。
「セーフ…。」
俺、藍中直希は学校にギリギリで間に合った。
どうやら俺は1-3だ。
この学園は7組まである。
1クラス30人。
俺は出席番号2番。
まぁ、『あ』だから2番はいいとして。
1番は誰だろうか…??と俺は前の席を見る。
が、姿が見当たらない。
「女の子だったらいいなぁ…。」
とつぶやいてると。
「まさか、あんたと同じクラスとはね…最悪。」
俺の前方から可愛らしい声と可愛らしくない言葉が聞こえた。
「え??」
俺の前の席はさきほどぶつかった美少女だった。
「まぁ、何かの縁よね…。とりあえず1年間よろしく。」
なんとこちらに満面の笑みを向けている。
「お、おぅ。よろしくな!!」
俺も愛想良く笑ってみた。
というか目のやり場に困るのだが。
「あんた名前は??私は相島祐南。」
美少女が聞いてくる。
「俺は藍中直希。」
「そう、直希君ね。さっきはひどいこと言ってごめんなさい。私のことは祐南でいいから。」
そのとき、ものすごい勢いで教室のドアが開いた。
ガラガラなんてところじゃない。
ズッガーン!!
みたいな…言葉でいえないほどすごかった。
ドアがついていることが奇跡なぐらい。
「みんな初めまして!!今日からこのクラスの担任をやらせてもらいます。佐藤理沙です。よろしく!!」
どんなゴツいのが入ってくるのかと思えばそれはそれはきれいな女性だった。
メガネをかけスーツが似合っている。
髪は腰まであるようだ。
そして、その髪を高めの位置でポニーテールにしている。
なんとも若そうだ。
「入学式は校長のギックリ腰と理事長の気まぐれにより行いません。」
教師とは思えない、学校とは思えない理由だった。
「はぁ??」
「ざけんなよ…。」
「意味わかんなぁい…!!」
などクラス中から反論が聞こえる。
それは当然だろ…。
「黙りなさい!!いい??ここの学校は決まりなんてものはないの。全ては生徒会長に任されてるの。」
どんな生徒会長だよー!!
みんなの心の声が聞こえた気がした。
「じゃぁ、気を取り直して学級委員決めるわよ。誰かやりたい人。」
話の展開はやっ!!
てか、誰がそんなメンドいことやるか…。
という空気がクラス内を流れる。
そんななか、ピッと手が挙がった。
「お、じゃぁ女子は決定!!」
誰だ…??とみんなが目で追う。
その女子は真面目清楚系!!かわいい!!
これまたメガネをかけ、長い黒髪を耳下で2つにまとめている。
「じゃぁ…俺。やろっかなぁ…。」
と男子たちが言い出した。
まぁ、俺はやらないが。
「んーこんな多いと決められないわね…。」
理沙先生も少し悩んでいる。
「じゃぁ、めんどくさいから。中沢さん決めてくれる??」
「わかりました。」
中沢とはさきほどの真面目清楚系の女子のことのようだ。
そして中沢さんは小さいが凛としてクラス中に聞こえる声で言った。
「じゃぁ。藍中直希君お願いします。」
俺は手を挙げてないから関係ないと思い気を抜いていた。
「直希!!おーい…。」
祐南に呼ばれて我に返る。
「あんた、選ばれてるよ。」
「えっ!?」
思わずその場で間抜けな声を出して立ち上がってしまった。
「お、俺…手、挙げてないんですけど。」
俺が気まずそうに言うと。
「ぇ…すいません。でも、直希君ならやってくれるかと…。」
直希君??てか、なんで俺の名前知ってんの??
どうやら気持ちが顔に出てしまったらしい。
「覚えてない??中沢瑠璃。小学校で仲良かったじゃない。」
中沢瑠璃!!あのころは地味にでいじめられてた。
こんなかわいくなるものなのか…!?
「お、仲いいみたいね!!じゃぁ、男子も藍中君で決定!!」
そして、俺の新学校生活が始まった。
読んでくださりありがとうございました。
次回もよろしくお願いします。




