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君色プライド  作者: あるみ
高校1年生
1/41

1 朝-花-

紗良

「花ー!堤がまたあたしの天パいじってくるのー!」


朝の教室、友達の八束(やつか)紗良(さら)が私、松見(まつみ)(はな)に駆け寄ってきた


「えー?またー?じゃれてるだけじゃないの?」


「ちょっとからかっただけでそんな言うなよー。コミュニケーションだろー?」


(つつみ)(みなと)と紗良の口喧嘩は今に始まった事ではない。毎回こんな感じで朝が始まる。


紗良

「天パ気にしてる人はすごーく気にしてるもんなの!

ちょっとは女子の気持ち考えられるようにならないとモテないよー?」


「なんだと!これでもそれなりにはモテてんだぞ!」


紗良

「ならその子達は見る目がないね!」


少しヒートアップしてきて私が止めようとしたとき、野球部の朝練から帰ってきた北条(ほうじょう)陽太(ようた)が割って入った。


陽太

「なんだよ?またやってんのか?湊?ほどほどにしてやれよ?」


「おー!朝練おつかれ!」


紗良

「北条くん、お疲れ様ー」


陽太

「サンキュー」


ようやく口喧嘩は止まったようでほっとした。


陽太

「おはよう」


「おはよう」


陽太

「松見」


「ん?」


陽太

「あーいや…なんでもない」


「あはは?なに?」


陽太

「なんでもねーよ」


「え?気になるなー?」


陽太

「だから!」


そんな話をしていると先生が教室に入って席につくように促した。


陽太

「ほら!始まるぞ!席つけよ!」


「あとで教えてよ?」


陽太

「やだね!」


そー言って北条くんはあたしの前の席についた。


仕方ないので私も席についた。なんだったんだろう?


前に座った北条くんの耳が少し赤らんでいた。

*登場人物*


松見(まつみ) (はな)

誕生日 8月7日

部 活 美術

性 格

誰にでも優しくて空気を読んで発言するがその発言が的外れなこともしばしば。天然。

こと恋愛においては本当に無頓着で好きな人すらできたことはない。

だが、持ち前の気遣いと可愛らしさで隠れファンが多く、告白を受けたりしているが全く気づいていない。

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