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67 裕奈の襲撃

第68話は17時に投稿予定です。

第67話、お楽しみください!

「ふぅ……やっと片付いた……」

俺は落下していく死体を上から見下ろしていた。

本当は『吸収』を使ってレベルアップをしたかったのだが、疲れすぎてやる気がでない。

俺が肩を上下に揺らしていると別方向から新たな集団がやってきた。

「また派手にやってるわね浩司」

俺は話しかけてきた人物を見てため息をつく。

杉浦だ。

「その名前は前世のだ。いまはルーナっていう名前があるって言っただろう」

俺がそう言うと杉浦は俺に「きっしょ」と吐く。

「そんなことはさておき、お前はなにをし来た?」

「決まってるじゃない」

そう言うと杉浦は腰の剣を抜いた。

「お前を殺しにきたのさ」

「…………」

・・・

ムリムリムリ!!!

こんな状態で勝てるわけないッ!

その時、俺の頭には3つの選択肢が浮かんでいた。


A.逃げる B.逃げる C.逃げる


よし……Dの逃げるにしよう!

俺はそう決めてスリジエへと全速力で飛ぶ。

しかし杉浦たちが逃がしてくれるはずもなく俺を追いかけてきた。

俺の横を杉浦の血のビームがかすめる。

「おっりゃあ!」

杉浦が血のビームを一斉掃射した。

俺はこれを『シールド』で防ぐ。

しかし連続で襲ってくるビームに『シールド』が耐え切れそうにない。

俺は『シールド』にヒビが入ったのを確認するとファ〇ネルを発射した。

「ファ〇ネル!」

俺のファ〇ネルが杉浦にむかって飛んでいく。

だが杉浦たちから一斉掃射を受けてことこどく破壊されてしまった。

『シールド』もダメ。ファ〇ネルも効かない。

なら……!

俺は後ろに振り返って鞘から刀を抜き、大きく横に振った。

俺の『伸縮刃』が彼女たちを襲う。

あまりのスピードの速さに何人か怪我を負っていたがそんなに被害は大きくない。

「クソッ」

杉浦の部下のひとりが俺にむけて魔法を放つ。

すると多数の光の弾が俺に飛んできた。

しかし様子がおかしい。

これは……

「ミサイルか!」

俺は光の弾にむかってファ〇ネルを放つ。

ファ〇ネルは無事、光の弾と玉砕してくれたが第二波が来た。

俺は刃先を海にむけて『伸縮刃』で波を立てる。

そして波によってできた水のカーテンに光の弾が直撃した。

俺はもう一度、海を叩いて水のカーテンをつくると杉浦たちの足を止める。

その波が落ち着いたころにはもう、俺はそこにはいなかった。



俺は海面すれすれに飛行していた。

今日は本当に散々だったわ。

再会した春奈に襲われるし、いきなり裕奈もやってくるし……

俺は大きくため息をつく。

だけど春奈、大丈夫かな?腕斬っちゃったけど。

いや、大丈夫なわけないか。

死んでいないことを祈る。

しばらくすると遠くのほうに陸地が見えてきた。

女神様によるとあれがスリジエらしい。

近づくにつれて段々と街が鮮明に見えてくる。

街には季節外れのピンク色があった。

秋なのに桜って……意味不明すぎる。

そういえばスリジエって桜って意味だったな。

そんなことを考えながら俺はスリジエにむかって急加速した。

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