107 決着
ファブリスはひたすら迷宮内を走りまくっていた。
仲間はほとんど途中でリタイアしてしまったのでいま残っているのは二人しかいない。
ようわからんけど俺たちが通ると魔物が避けていくので意外と最下層まで着くのは難しくなかった。
しかしここ、最下層からが問題だった。
「いくぞ」
やっちまえ!
ファブリスが剣を抜く。
そして走り抜けるごとに悪魔たちを斬り殺していった。
そんなこんなで魔物を殺しまくったファブリスだったが遂に最深部に到達した。
ファブリスは入り口に滑り込むように入っていく。
「早かったですねぇ」
気持ち悪い語尾の少女の声が聞こえる。
俺は勝手に人型になってクソ女神に対峙する。
クソ女神の後ろには何人か悪魔がいるが見た感じ弱そうだ。
「さーて、あなた方にはここで死んでもらいましょう」
そう言ってクソ女神は目を瞑る。
そして開くと同時にその眼が青くなっていた。
「!?」「なっ!?」
それともう一つ異変が起こった。
それは俺たちのからだの自由が奪われたということだ。
スキルを発動するどころか、身動き一つすることもできない。
「準備は整いました。それでは死んでもらいましょう。ではまずルーナさんのほうから」
クソ女神が剣を抜く。
すると俺を十字に張り付けるようなポーズにさせた。
そして背後にまわると喉元に刃を押し付ける。
もうダメだ。死ぬ――
そう思った次の瞬間、俺の耳元に救いの女神が囁いた。
《『天の加護システム』完全開放。女神ルナマリアを召喚します》
「ひょわ! なんだ!」
クソ女神が謎の奇声を発する。
それと同時に俺の拘束は解け、この場にはもう一人の人物が現れていた。
「貴様は……!」
クソ女神がその人物に向かって斬りかかっていく。
「倒すッ! お前だけはァアアア!!!」
しかし次にはもうどこかのサイコロステーキ先輩のようにからだが四散していた。
そのクソ女神を倒した人物はなにも言わないでこちらを見るとすこし笑ってどこかへとスーッと消えてしまった。
その後ニュードラグーンはニガレオス帝国に勝利。もうひとつの国のほうも統一した。
こうしてニュードラグーンは大陸一の超大国となった。
しかし国王にはまだきちんとした婚約者がいない。
でも正式な婚約者ができるのはそう遠くないだろうと暗闇のなかでルナマリアは微笑んだ。
はい。
なんか最後があやふやになっちゃったですけど、最後までお読みいただきありがとうございました。
完全に私の力不足ってかんじの作品でしたね。
反省点しかありません。(泣)
まぁこういう反省点や工夫も施して次の連載に臨みたいと思いますので、もしよろしければ次のほうも応援よろしくお願いします。




