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第1章 始まり
あれは1年前ー
「ふぁぁー、眠…」
あの日、睡眠不足だった僕は、空を適当にふらふらと飛んでいた。
まだ春になりたての、生まれたての赤ん坊みたいな、そんな温もりを持った日。
でも、木についた蕾はまだ固くて、咲きそうにない。
「もっと、寝とくんだった…」
ちょっとだけ後悔しながら飛んでいた僕の前に、突然、とても大きなものが飛び込んできた。
「?!」
僕は、「それ」に思い切り衝突した。
「うわぁ!」
落ちそうになった僕は、なんとかもう一度態勢を元に戻した。
「な、なんだこれは……。何かの…塔?」




