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ダンジョンコアの行方

──ダンジョンコアそれは未知の素材


モンスターパニックの原因の一つとは考えられていたがその全貌は不明で、ダンジョンコアが何者かの手によって破壊された時などに起こる災害の様な物として捉えられていた。


モンスターパニックの発生時期は不明。発生理由も不明だった。そんな未知なる物が目の前にある。しかも鑑定が出来るなんて……前代未聞だった。


今までダンジョンコアが全く発見されなかった訳では無い。始まりのダンジョンの様に小さなダンジョンのコアは取り外される事もあった。しかし鑑定出来なかったのだ。それは過去から変わらない普遍的な事実。


それなのに俺の目の前で古代アーティファクトであるアリスとアリサが軽く常識を打ち砕く。


「ははは。凄いなアリスとアリサは。」俺がそう言うとアリスとアリサはまた頬を染め『『ご主人様のお力にございます。』』と声を揃えて言った。


そして俺たちは87%成長してしまっているダンジョンコアをどうするかメンバーで話し合うことになった。


「で……皆はどうしたらいいと思う?」


『そのまま置いておくのがいいと思います。』「あと12%で成長限界迎えるのに?」

あうあう……とチビが声を漏らす。


『では……破壊するというのはいかがてありますか?』「もし爆発しちゃったら?皆死んじゃうよ?」

ぐぬぬぬ……とクロが唸る。


『じゃーさぁ……いっその事持って帰っちゃう?』「ダンジョンが崩壊しちゃうかもよ?」

あ。そっかーと楽観的な考えのヒカリ。


結局答えの出ないまま話し合いは続いた。


そして案として出たのは──


○破壊する

○放置する

○持ち帰る

○攻撃してみる

○舐めてみる

○触ってみる

○濡らしてみる

○魔法をかけてみる 等々


色々と意見は出たがふざけた意見が多かったのでアレンもちょっと不機嫌になっていた。


「ガウ?舐めてみるって言うのなら止めないからやってみたら?」


『ガウ!?……ふざけてごめんガウ……』


やっぱそうか……途中からやたらと楽しそうだからまさかとは思ってたがふざけてたのか……まぁ仕方ないか。どれが正解なのか分からないんだからな。


「んー……どうしたものか……」アレンが悩んでいるとテイラーがジュリアンテと交代したらしく声をかけてきた。


『アッチは主様が妄想召喚すればいいんじゃねっすか?って思ったっす。』


皆唖然とした。ダンジョンコアを妄想召喚。そんな発想誰が出来るだろうか。もし失敗したらとか考えないのだろうか?


アレンが物思いに耽っている時召喚獣達はそれなら納得と話を纏めていた。どうやら妄想召喚でどうにかする方向に決まりそうである。それは即ち《アレンが全責任を負う》という事だった。


「うーん……本当に大丈夫かなぁ?もしもの時を考えたら二の足を踏んじゃうなぁ……」


『大丈夫ですよ!アレン様!アレン様ならどんな事でも可能です。ワタシ達にとっては創造神と相違ない存在ですから全幅の信頼を寄せています。』


『『『そうだそうだ!』』』と召喚獣達から声が上がる。どうやら杞憂に過ぎなかったようだ。でも……エリーゼにも聞かなくちゃな?


「エリーゼ?君もそれでいいかい?一応安全のためにチビには完全防御を全体にかけてもらうようにするけど……それでも絶対に安全とは言いきれないと思う。それでも俺達の決定に従ってくれるかい?」


『私は数日前のあの時アレン様たちに助けられなかったら死んでいたも同然です。この期に及んでアレン様の決定した事に意見など致しません。』と少し顔が赤くなっていたがそんなに一生懸命にならなくても理解したよ?ありがとう。


「そうか。ありがとう。じゃちょっと構想を練るから少しの間時間をくれるかな?」


『『『はい!アレン様』』』


皆が一斉に了承し声が木霊する。いや……皆ここはダンジョンだよ?魔物が来たらどーすんだよ……


まぁ魔物が来ても俺の召喚獣達なら大丈夫だろうけどね。


よし集中しよう──


ダンジョンコア──これを何と融合させればいいのかだ。召喚獣と?それは危険だろう。もしも暴走してしまった時止めるすべがなくなる。


では魔法と融合するか──?それも無しだ。暴発する可能性がありすぎる。


じゃあ……どーする?道具?スキル?何と融合するべきか──


あ、あった融合に最も適した物が──


一つだけ──それは──


次回のお楽しみである。

拙い文章ですが読んで頂きありがとうございます。

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