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にじそらシリーズ

色のない虹は透明な空を彩る〜空から降ってきた少年は、まだ『好き』を知らない〜

虹色の髪を持つ子爵令嬢、パステル・ロイドは、色を見分けることができない。
パステルは人との関わりを拒否し、社交シーズンでも領地で少数の使用人とのんびり過ごしていた。
閉ざされた世界で静かに暮らすパステルの元に、ある日、突然空からセオと名乗る少年が降ってきた。
セオは、感情を持たず、何処から来たかも分からない不思議な少年だった。

他人に必ずと言っていいほど憐憫や嫌悪、好奇の目を向けられるパステルは、何の感情も向けずに真っ直ぐ自分に向き合うセオに、徐々に惹かれていく。
だが、セオには「好き」の意味が分からない。

そしてパステルの眼と、セオの失われた感情には、隠された秘密があった。

不器用に、一歩ずつ、それでも成長しようともがく二人。
欠けている二人の、不思議な関係が始まるーー。

*タイトルに◆が付いている回は過去の回想を含む回です。
*タイトルに★が付いている回は他者視点の回です。

*パステルは虹色の髪、灰色の瞳。セオは水色の髪、金色の瞳です(色を識別出来ないという設定上、人物描写が物語後半になりますので、混乱を避けるために載せています)。

*「カクヨム」様、「アルファポリス」様にも掲載しています。
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エピソード 101 ~ 154 を表示中
第七章 紫
終章 虹
140  霧虹
2023/07/12 17:00
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