表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
  作者: yiyi
3/36

BAN×2

3日後、朝から拓と龍二は学校内を暴れ回っていた。


「うはははは!!」

「もっとやったれ~タク~!!」


「お前等なんだ・・・ぶっ」

拓の右ストレートが相手の顔面に当たる。


その日の昼、2人はいつもの屋上で時間を潰す。

「あ~疲れた~腕いてぇーよ。なぁ、龍二ちょっと焼きそばパン買って来てくれよ」

「あ?自分で行けよ!」

「チェッ、なんだよ冷たいなぁ~」

拓はコンビニで買った今週号の漫画雑誌を読みながら、ストローで紙パックのオレンジジュースを飲む。

龍二は目をつぶって、少し温い風を感じていた。


パラパラパラ・・・拓が漫画のページをめくる音が聞こえる。

沈黙という慣れた空気が続く。


「なぁ龍二、後で三年の階に行こうぜ」

「一年はいいのかよ?」

「一年なんて眼中にねーよ。二年にはもう強い奴いないしな」

「ゴリは?」

「あいつは最後だ!三年にあいつよりも強い奴はいねぇ~だろ。ケリはちゃんとつけるぜ。それに俺達の名が広まれば一年の方から向かってくんだろ?」

「じゃぁ~行きますか」

「おう、やるからには本気でやるぞ!!」


その頃、屋上から2つ下の階にあるパソコン室では拓と龍二の暴走について3年生も集まっていた。

薄暗い部屋に4人各所に座っていて、そこにもう1人遅れてやってきた。

「わりぃわりぃ遅れちまってよ・・・で、話しって?」

「皆集まったか、話しは分かってるな?二年のバカ二人だ」

「桐嶋拓と冨田龍二・・・この二人ですね」

「はい・・・あともう一人柔道部の巨漢も冨田の仲間と思われます」

「あいつら調子に乗り過ぎたな」

「各自見つけ次第潰せ!」

そこに三年生の一人が慌ててやって来て「二年の奴らが三年のクラスで暴れてます」と息を切らせながら言った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ