小さい石ころに人生を振り回された話
かなり前の胆石手術の時の話(今ではあまり参考にならないかもです)
胆石をもっていた頃の話を書きましたが、手術体験はもうだいぶん前の話なので、現代とは違っている部分もあるかもしれません。
現在の私は手術跡も痛くないし、傷跡もほとんどわかりません。
それと、胆石は細かい方が胆管に落ちやすく、痛みを誘発しやすいというのは最近知りました。
小さい石ほど胆管に詰まりやすく、胃痛のような症状として出ることもあるそうです。
しかも、そういう悪さをするのに、レントゲンには映らない場合がある……
今は超音波検査も発達していますし、MRIも当時より気軽に撮れる時代です。
もし、同じような症状で悩んでいる方がいたら、
「もしかして?」
と疑ってみてもいいのかもしれません。
術後の話になります。
手術自体は全く問題ありませんでした。
五日後ぐらいに
「退院してもいいよ」
と言われたのですが、当時入っていた生命保険が
「五日以上の入院で給付」
という条件だったことと、もう少しゆっくりしたかったので、予定通り七日間入院することにしました。
結果的に、その判断は正しかった。偶然だけど。
退院日に高熱を出したのです。
「この状態で退院かあ……」
私は正直、ため息が出ました。
家に帰れば、することが溜まっているでしょう。
全く何もしないでいられるわけがない。
いやだなあ……
せめて熱が下がるまで居させてくれないかなあ、と思いました。
「今日退院なのに、熱を出すなんてついてないですね」
掃除のおばちゃんにも言われました。
「そうなんですよねえ……」
そう答えつつも、体がきつくて退院の準備をすることができません。
「夫が迎えに来たら、してもらおう」
そう思い、そのまま寝ていました。
その時、廊下に
「鶴見さんの食事止めて~~!!」
という看護師さんの叫び声が響きました。
幸いというか、高熱のため、食事には手を付けていませんでした。
「退院できません! このまま絶対安静です! 血液検査の肝臓値の結果が、とんでもないんです!!」
――いつかも聞いた、そのセリフ。
当時はガラケーがあったので、夫にその旨を伝えたところ、
「はあああ???」
という反応。
娘も絶望したらしい……
でも、私は正直ほっとして、涙が溢れました。
「この状態で帰らなくて済む~~~!! 助かった~~!!」
安心した涙だったのですが、看護師さんは
「退院できなくてショックで泣いた」
と激しく勘違いしてくださり、すごく励ましてくれました。
(違うんだけど、まあいいや)
そのまま絶食。
口にできるのは抗生剤のみ。
そして、その後襲ってきたのは激しい下痢。
……なんだけど、手術前に散々出したし(汚い話ですみません)、出す物がない。
出てくるのは……胆汁なんでしょうねえ……(詳細略)
(あの時、「宿便」とかいうものは絶対ウソだと確信いたしました)
しかも、トイレまで遠い部屋でした……
大部屋が満室で、個室だったのです。
点滴をぶら下げる棒に掴まり、毎晩一~二時間おきに、ふらふら歩いてトイレへ向かう私。
その姿を見ていた他の患者さん達は、
「相当重症なんだね。大丈夫なの?」
と噂していたそうです。
後で部屋を移った時、同室の方達から聞きました。
お医者さん達もしょっちゅう様子を見に来るし……
お医者さんによっては、
「石が残っている可能性があるので、今度は開腹手術になるかもしれません」
という方もいて、
「絶対いやだああああ!!」
と心の中で叫びました。
内視鏡手術でも、術後の痛みで悶絶したのです。
そして二週間後。
「まだ異常値だけど、最初より下がっているから、退院していいよ」
と許可が出たのでした。
摘出した石も見せてもらいました。
「なるべく大きい物を選びました」
と渡されたのですが、金平糖みたいな小さな石が数個。
「……こんな小さい石ころに、あれだけ苦しめられていたのか」
と、なんとも言えない気持ちになりました。
大きければ納得できたのに~~~!!なんやねん!!(当時の気持ちそのまま)
現在、無事に生きております……
その後、お酒の味を覚え、めでたく「酒豪レビュー」を果たしました。
それでも肝臓値は正常。
あんな小さな石ころのせいで、ずいぶんひどい目に遭っていたものです
もう一つの手術話も書いたのですが
「両方じゃ、読者が重すぎて付いていけない」
とチャッピーに言われて、胆石の話だけにしました。
もう一つの方はほとぼりが冷めた頃にあげたいと思います
チャッピー曰く「壮絶人生総集編」と言われました。
手術の話なんて、軽い方なんですけどね~♪




