名前の話
外伝のある話の後書きに入れた話なのですが、後書きにしては長いので、こちらに移動、加筆しました
私の本名、男性と間違えられやすいのです。
小学校低学年の頃、近所のおばちゃんに
「あなた、スカートなんて履いて恥ずかしくないの?」
と、かなり長い時間お説教をされた事があります。
私と顔が似ている姉は何も言われないのに、なぜ私だけそんなに怒られなければならないのか、当時の私は理解できず、ものすごくショックでした。
すると、通りがかった見知らぬ子が、
「その子、女の子だよ」
とおばさんに声をかけてくれて、ようやく解放されました。
「ああ、名前で勘違いしたんだ」
と、怒られていた理由もわかって、ほっとしました。
おばさんは後ですごく謝ってくれました。
なので、恨んではいません。
ただ、その出来事は強烈に記憶に残ってしまったようで、テレビなどで女装した男性を見ると、今でも時々思い出してしまいます。
もう五十年以上前の話ですが、今でもおばさんの涙目と怒った声を思い出す事があります。
もしかしたら、おばさんの身近に、何か事情を抱えた方がいたのかもしれません。
最近のお子さんのお名前は、読み方が難しいものも多く、性別がわからない事も増えましたね。
ご近所の教員をされている方が、
「もう当て字ですらない」
とおっしゃっていましたが、現場の先生方のご苦労は相当なものなのだろうと思います。
私はもう、性別を間違えられる事には慣れっこです。
むしろ最近では、あまり驚かれなくなりました。
時代が変わってきたのかもしれませんね。
ただ、名前の影響を一番受けるのは、やはりお子様本人です。
名付ける側にはそれぞれの想いがあるのでしょうけれど、老婆心ながら、
「普通の名前が一番かもしれないなあ」
と思ってしまいます。
もちろん、それはそれで同姓同名の悩みなどもあるのでしょうけど……。
今回、小説を書くにあたって、登場人物の名前を何度も間違えてしまい、
「名前って本当に難しい」
と、しみじみ思ったのでした……。
そんなわけで、ペンネームは、しっかりと女性名にいたしました(笑)




