姑がコンビニに行った理由
20年ぶりにやっと謎が解けた話
ちょいと重い話を続けて書きましたが、書いたことで、少しすっきりした気がします。
そう。
「過去のつらい思い出は、糧にする」のです。
小説や文章にすることで、昇華させましょう。
認知症で有名なのは、
「財布がない!」
ですよね~。
そこは、すっぽかしましたから。ばあさま(姑)。
まあ、これまで書いた話は、かなり端折っております。
そして、ずっと残っていた謎がありました。
「なぜ、ばあさまはコンビニへ向かったのか?」
20年間、ずっと分かりませんでした。
しかし、私が喘息や肺炎を経験したことで、ふと思い出したのです。
「ばあさまが亡くなった時期と、私の喘息発作が出なくなった時期が一致している」
ばあさま、「シケモク」をしていたんですよねー。
うちに来たお客さんの吸い殻を拾って、残った部分を吸っていたのです。
タバコが大好きだったらしい。
しかし、ばあさまは、元・重症の結核患者でした。
肺のレントゲン写真には、素人の私にもはっきり分かるほどの「跡」が残っていました。
「人がバタバタ死ぬわけだ」
と、妙に納得したほどです。
それくらい、肺の変形がひどかった。
それでも、隠れてタバコを吸っていたらしいのです。
(当時はわからなかった)
遺品を整理していると、箪笥の引き出しから、他人が吸ったあとのタバコの吸い殻が詰まった瓶が出てきました。
あの日、ばあさまは、「ちゃんとしたタバコ」を吸いたくなったのでしょう。
だけど、嫁は喘息の発作持ち。
息子はタバコが大嫌い。
「部屋が臭くなる」
と怒ります。
昔は妊婦だった私の前で、平気で吸っていたんですけどね。
「自分で買いに行くしかない」
ばあさまは、そう思ったのでしょう。
それなら、つじつまが合います。
それなのに、よりによって、コンビニが閉店していた日だった。
365日のうち、たった1日の休みにぶち当たったという……。
そして、その件がきっかけで、寿命を縮めてしまった。
そのことに気が付いたら、20年ぶりに泣きました。
「分かっていたら、好きなだけ吸ってもらったのに」
それまで、すっかり忘れていたのに、思い出してしまいました。
もちろん、喘息持ちの私がタバコを吸わせてあげるなんて、現実には難しかったと思います。
本人の肺の件もありましたし。
それでも、
「一本くらい、買ってきてあげればよかった」
そんな気持ちが、今になって湧いてきました。
結果がわかった今だからそう思ってしまったのですね。
私の鬱病は、本当にいろいろなものが積み重なって発症したのだなあと、つくづく感じます。
「仕方がなかった」もうそれしか言いようがありません
人生そういう事もある・・・です




