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鶴見日向子の独り言(還暦過ぎてうつ病になった主婦の日記)  作者: 鶴見 日向子


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黒歴史なのに、また始めます

前に書いた話の続き

姉は苔リウムに凝っています。


自作の棚には自作の苔リウムがずらりと並び、その下段には、それ用の空き瓶まで並べられています。


「楽しいよ。日向子ちゃんもしようよ」


と言われるのですが……


苔なら、うちの裏庭に嫌というほど生えています。


滑るので、夫がしょっちゅうガリガリ削って処分しています。


「天然の苔に囲まれて暮らしているのに、わざわざ家の中で育てる意味がわからない」


そう言うと、


「種類が全然違う!」


と、姉は苔の種類や魅力を熱弁。


私は最後まで、


「苔は苔でしょう?」


と、まったく理解する気がありませんでした。


そんなある日。


私は食虫植物に興味を持ち、通販で注文しました。


「多肉植物みたいなのに食虫植物で、お花もかわいい」


と思ったからです。


……速攻で枯れました(涙)


もう一度注文する気にもなれないほどショックでした。


そこで、ふと思いました。


「多肉っぽいのが好きなら、多肉植物を育てればいいじゃない」


そして、多肉植物を調べていた時、一枚の写真に目が釘付けになりました。


「何これ? 変だけど面白い!!」


まあ、ぶっちゃけると「写真詐欺」だったのですが(笑)


興味津々で注文したのが、「ハオルチア」でした。


窓と呼ばれる透き通った肉厚の葉。


すっかり夢中になりました。


実物は近所で売っていなかったので、通販で次々とお取り寄せ。


棚まで買ってしまいました。


もともとセントポーリアを育てていたのですが、


「同じように室内で育てられる植物」


というだけで感激でした。


我が家はとても古い家なので、夏は灼熱、冬は極寒。


外は日差しが強すぎて、本州では「育てやすい」と言われる植物が、ことごとく枯れてしまいます。


でも室内なら、まだ何とかなる。


姉には


「なぜ、それを選ぶの??」


と不思議がられました。


私は苔よりいいと思ったんですけどね(笑)


毎日眺めては、にんまり。


ネットを見ては、


「次はこの種類がほしい」


と物欲が止まりませんでした。


置き場所がなくなって、ある程度であきらめましたが。


しかも、この植物、とても丈夫。


成長はゆっくりですが、ほぼ放置でも元気です。


うつ病を発症してからも、体調のいい日に少し水をあげるだけ。


一鉢も枯れませんでした。


まさに奇跡の植物です(笑)


そして症状が落ち着いた今。


眺めるたびに思います。


「……みんな同じに見える」


なぜ、私はあんなにこだわっていたのでしょう。


オブツーサなんて、本当にほとんど同じ(笑)


葉の大きさや透明感が少し違うくらいです。


苔といい勝負になっております。


そんな姉の旦那さん、義兄の趣味はアクアリウムです。


大きな水槽に水草を美しくレイアウトし、その中を魚が泳いでいます。


姉の家へ行くと、私は毎回その水槽に張り付きます。


「40年前、本当はこんな水槽が作りたかったんだよね」


と思いながら。


今ならネットもあります。


通販もあります。


やろうと思えば、昔よりずっと簡単です。


……ですが。


息子から私は、


「金魚殺しのお母さん」


という不名誉な称号をいただいております。


理由は、数々の黒歴史です。


一回目。


サーモスタットが故障し、水温が上昇。


金魚全滅。


これは不可抗力。


二回目。


引っ越し先で、以前と同じ感覚でカルキ抜きを適当にしたら……


60センチ水槽の金魚が全滅。


カルキの量って、地域によって違うんですね。


知りませんでした。


さらに、水草水槽を手入れする時間もなくなりました。


当時はワンオペ育児の真っ最中。


気が付けば、水槽はただの緑色の水。


魚も水草も全部溶かしてしまいました。


そして、とどめ。


使わなくなった水槽を外に置いていたら、台風で吹き飛びました。


「空の水槽って飛ぶんだ……」


と、本気で驚きました。


そんな黒歴史の数々から、


「もう水槽はやらない!」


と宣言していたのですが……


姉の家のアクアリウムを見るたびに癒やされるんです。


そこで、まずはマリモを置きました。


これはこれで癒やされました。


でも……


やっぱり、お魚と水草が見たい!!


超コンパクト水槽とメダカを購入。


癒やされる~~♪


……そして、水草を詰め込みすぎてメダカが半減。


相変わらずです(笑)


マリモは別の丸い「猫足水槽」へ引っ越し。


空いた水槽へ水草を移しました。


そうなると、もう止まりません。


現在、「猫部屋に60センチ水槽計画」を実行中です。


今日、新しい猫トイレが届きました。


実は、水槽台はすでに届いています。


でも、まずは猫トイレのお引っ越しから。


私の黒歴史を全部知っている姉は、


「やめろ~~~~!!」


と全力で止めました。


でも……


無理!


姉よ、許せ!!


でもね。


あれだけ大量の苔リウムを育てて、さらに小さな水槽をいくつも管理している姉を見ていると、


「60センチ水槽ひとつくらい、そんなに反対しなくてもいいじゃない」


と思ってしまう私は冷たいのでしょうか(笑)


とにかく、実行あるのみです!


とにかく、猫さんに合わせてゆっくりやりたいと思います

何しろ年寄り(16歳)の猫さんなので、部屋の急なレイアウト変更は要注意です

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