痩せすぎの子供達
重い話が続いてしまったので、今回は普通の雑談です。
私には子供が3人います。
息子2人、娘1人です。
順番や年齢など、個人情報に関わる部分は伏せさせていただきます。
フェルネスが「長身で細身」という設定になった元ネタのひとつが、うちの息子です。
そのうちの一人が、とにかく細かった。
子供の頃からガリガリで、しかも小柄でした。
「この子は、もうそういう体質なんだろう」
親の私は、半ばあきらめていました。
ところが――よく食べる。
給食では、巨漢の男子達とおかわり争奪戦をしていたほどです。
なのに、見た目は完全に「鶏ガラ」。
靴幅はAワイズ。
健康診断のたびに「やせすぎ注意」の紙を渡されました。
「いったい、どうしろと??」
小6の終わり、中学進学用の制服採寸がありました。
私が「130」の制服を試着させようとすると、店員さんに言われたのです。
「お母さん、“かわいそうなこと”をしないでください」
要するに、
「大きすぎる制服を着せるのはかわいそう。親のエゴですよ」
……という意味だったようです。
結局、120サイズを注文しました。
それでもまだ大きかったです。
そして3年後。
卒業式が近づいた頃、担任の先生から手紙が来ました。
「お母さん、息子さんの制服が少しかわいそうです。もう卒業なので買い直しは必要ありませんが、上着だけでも似たようなものを着せてあげてください」
パンツは、ウエストが変わらなかったので、丈だけ布を足して履いていました。
でも、上着は完全にパツンパツン。
それでも細かったので、一応着ることはできていました。
ところが、高校入学時の制服採寸では――
サイズ170。
気が付けば、そんなことになっていました。
相変わらず「鶏ガラ」でしたけど。
特に驚いたのは、靴のサイズです。
半年くらいで5センチ近く大きくなった時期がありました。
買ったそばから履けなくなる。
しかも、大食い。
まさに「やせの大食い」を地で行っていました。
……現在は「おデブ」です。残念!
さすがに、ある年齢を超えた頃から代謝が追いつかなくなったようです。
もう一人の息子は、逆に小さい頃は背が高い方でした。
ところが、途中からあまり伸びませんでした。
今は小柄です。
彼は諸事情で、中学から全寮制に進学したため、成長過程をあまり見ることができませんでした。
なので、こちらはエピソード少なめです。
娘は今でも「鶏ガラ人生」を歩んでいます。
学生時代は、保健室に何度も呼び出されたそうです。
「拒食症では?」
と疑われ、そのたびに病院へ。
そして毎回、
「拒食症ではありません」
という診断。
でも正直、細すぎます。
周囲からは「うらやましい」と言われるようですが、体質はどうしようもありません。
ただ、娘の場合は小食です。
小さい頃からあまり食べられず、今もそのままです。
美容体重だとか、「細い=正義」みたいな風潮がありますが、努力でどうにかなるものばかりではない。
私は、自分の子供達を見ていてそう思います。
「そういう体質の人間もいる」
というお話でした。
ちなみに私自身も、若い頃はかなり細かったです。
一時期は本当に「鶏ガラ状態」でした。
ワンオペ育児に加え、当時は原因不明だった胃痛にも苦しんでいました。
(かなり後になって「胆石」だったと判明します。当時はレントゲンに映らず、“神経性胃炎”で片づけられていました)
現在は――「やや肥満」です。
鬱病になった後、薬の副作用で5キロほど増えた時期もありました。
あの時は本当に絶望しました。
服が入らない。
でも、新しい服を買いに行く気力もない。
着られる服がない。
結局、近所のスーパーに夫に連れて行ってもらい、吊るしてある服を適当に数着カゴへ放り込み、それを着回していました。
でも、最近思います。
スーパーの服も、悪くない。
安いし、気楽に着られる。
実は、痩せていた頃、太っている友人達から
「一緒に写真に写りたくない」
「隣に来ないで」
と言われた事があります。
当時の私は、
「なんでそんな事を言うんだろう?」
と、正直よくわかっていませんでした。
でも、太った今ならわかります。
やっぱり、一般的には「痩せている方が見た目がいい」と思われやすい。
並んだ時に、自分が嫌になる人もいるのでしょう。
逆の立場になって、初めて見える事ってあります
人間って、どうしても見た目を気にしてしまう生き物なんだろうな……とも思います。
結論。
「生まれついた体格は、努力だけでは、どうにもならない事もある」
「相手の立場は実際に経験してみないと、本当に理解する事は難しい」
――というお話でした。
「鶏ガラ」は当時思ってはいたけど、絶対に本人達の前では言いませんでした。
今だから使える言葉です
でも、本当にその表現がぴったりだったのです・・・・許せ、子達よ(汗)




