表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
鶴見日向子の独り言(還暦過ぎてうつ病になった主婦の日記)  作者: 鶴見 日向子


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

20/73

お医者様と勝負になってしまった話

本当にあったお話、そのまんまです

先日の「咳喘息になってしまった話」の後日談です。


耳鼻科の通院日(先に耳鼻科にかかっていました)


その日は平熱でしたが、数日前に38度を超える発熱があったことを一応申告しました。


原因が気になるし、咳喘息と診断されたことも伝えておこうと思ったのです。


すると受付で、


「1週間以内に発熱があったので、お車でお待ちください」


と言われました。


ちぇっ。


すぐ熱は下がったのに、やっぱり問題があったらしい。


咳の原因はわかったし、喉ももう痛くない。


平熱だし、さらっと診察して終わるだろうと思っていました。


ところが先生は開口一番、


「別のウイルスか細菌に再感染していますね。そうでなければ38度も出ません」


とおっしゃる。


ええっ?


ずっと家にいたのに、どこで感染したの?


あ、呼吸器内科には行ったっけ。


でも誰とも接触していないし、帰りもまっすぐ帰宅した。


「ご家族に症状はありませんか?」


「主人と長男が少し咳をしていますが、それほどひどくありません」


「そこから感染した可能性があります」


そう言われると反論しづらい。


確かに二人とも外出している。


すると先生は、


「コロナとインフルエンザの検査をしましょう」


と言い出しました。


「え~~~っ!?


私、ほとんど外出していませんし、主人や長男ともそんなに長く接触していませんよ?」


「しかし感染者は増えていますし、38度を超える発熱があった以上、検査した方がいいと思います」


しばらくやり取りが続きました。


私はどうにも納得できない。


先生も少し考え込んでいるように見えました。


そしてついに、


「わかりました。そこまでおっしゃるなら、後で後悔したくありません。検査してください」


と私が折れました。


(一葉さん(当時)、またさようなら~)


心の中で叫びながら了承します。


すると先生が突然、


「陽性だったら検査料をいただきますが、陰性だったらいただきません」


と言うのです。


えっ、本当に?


「わかりました。陽性だったら潔く払います。検査してください!」


こうして、なぜか勝負が成立しました。


検査は思ったほど痛くありませんでした。


車に戻った私は、


「どうせ陰性だから結果が出るまで時間がかかるわ」


と思い、道路を挟んだ向かいのお店へ買い物に行きました。


案の定、15分以上経過。


陽性ならもっと早く結果が出るはずです。


そして結果は――


陰性!


やったー!


もし陽性だったら、主人も長男も検査することになっていたでしょう。


本当に良かった。


そしてお会計。


先生の宣言どおり、検査料は請求されませんでした。


でも、なんだか少し申し訳ない気もする。


本当にいいのかなあ。


そんなことを思いながら帰宅しました。


こうして勝負は私の勝ちで終わりました。


コロナもインフルも陰性。


検査料も請求されませんでした。


私は心の中で小さくガッツポーズ。


「ほらね。感染症じゃなかったでしょう?」


そんな気持ちでした。


ところが数か月後。


呼吸器内科の診察中、先生が何気なく言ったのです。


「肺炎も起こしていましたからね」


・・・・・・はい?


今、なんとおっしゃいました?


私は思わず聞き返しました。


「え? 肺炎だったんですか?」


「そうですよ」


先生は平然と答えます。


カルテにはちゃんと書いてあったらしい。


いやいやいや。


それ、もっと早く言ってください。


私は数か月間、咳喘息だったと思っていたのです。


まさか肺炎までやっていたとは思いませんでした。


結局、


耳鼻科の先生

「何か感染症では?」


「違うと思います」


結果――


コロナでもインフルでもなく、


肺炎でした。


誰も正解していませんでした。


ちなみに、その呼吸器内科の先生はかなりご高齢です。


昔から地域で有名な先生で、耳鼻科の先生が紹介状を書くのもその先生。


私は信頼しています。


ただし口コミは非常に悪いです。


そりゃそうです。


「実は肺炎でした」


を数か月後に聞かされたら、口コミの一つや二つ書きたくなる気持ちもわかります。


それでも私は、その先生を信頼しています。


ただ、


「実は肺炎でした」


は、もう少し早く教えてほしかったです。


もう、過去の話だから、笑い話ですけど、当時は大真面目に大変でした。

そして「耳鼻科の先生、ごめんなさい」です

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ