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怪しいイケメンより心の友!!  作者: 咲川 夏雪
10/16

夜が来る前にプロローグ


 4月27日 午後3:45 1-A教室





 皆さん。お気づきでしょうか?

お気づきでしょうが。

もうすぐ5月。正直焦りを感じております。

ちなみにこの学園には土曜課外がありません。やったー!

この世界には祝日・ゴールデンウィークがありません。ガーン!

流石さすがに夏・冬・春休みはあります。




 私が焦りを感じている要因があと一つ。

たった今配られてきた学園新聞の片隅にさり気無く置かれた

「リジチョセンセーのアドバイス♥」という何とも気色の悪いこのコーナー。

それには・・・




 「太陽を失った鳥を捕らえよ。夜が来る前に・・・。

こういう事、一度は書いてみたかったのよ~。キャッ♥」




 まあ。大体は分かる。簡単過ぎじゃね?

「太陽を失った鳥」は「惑生会」(確かに惑星の『日』を失っている)の「陽烏」。

けど、「夜が来る前に」?

思い当たる節が全くない。

こういう時には、うん。聞いてみるしかない。




 「ねえ。香月さん、モブ子さん。

今週のリジチョアドバイス、どういう意味か教えて頂けません?」




 「あら、そんな物。見てすらいませんでしたわ」




 言う香月嬢と、かたわらでうなずくモブ子。

地味にひどいな、香月嬢・・・。

でも、すぐに新聞を開き始めてくれている。




 「ええと?『新入生の皆さん。学園生活にはもう慣れましたか?

高等部新入生は特に変わりないかと思いますが、

中等部新入生はまだまだ緊張しているのではありませんか。

上級生は後輩の手本となる行動を心がけて下さい。

高等部三年生は、いいから受験勉強頑張って下さい。』

・・・締めはまずいと思いますがそれ以外は言葉の通りかと思いますわ」




 怪訝そうな顔を傾けながら言った。




 そんな事、書いてありましたっけ?

覗いてみたら、あら不思議。

私が一度見た女言葉の砕けた内容。

二人に礼を言ってからロボットの様に自分の席に着いた。




 キュル・・キュルキュル・・・キュル

 その時、私の脳はやる気なさげに回転を始め、3つの構想が浮かび上がった。




 A 香月嬢(や学園の人)が私をおとしいれるべく騙している。

→いや、それは無いんじゃないかな。多分。


 B 私だけ違った内容を見られる様になっている。

→じゃあ普通に書けよって話。


 C 私以外にも見られる人物がいる。

→有りそうで無さそう。あったら困る。




 面倒めんどくさい。

一つだけ分かった事がある。

要するに、全員に会って交流を深めてしまえばいいという事。

しかし、それには期限付きで期限を過ぎると、きっと良からぬ事が待っている事。




 胡散臭いイケメン捕獲or討伐作戦、開始!!




 















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