表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ベビーサタンさっちゃん 七変化 【さっちゃんのミラクル人生!】  作者: 虫松
さっちゃんとバルゴンとマオ吉の魔界世直しの旅~この紋所が目に入らぬか!

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
73/131

第7話 影の魔王、ちょい顔見せ

裏ダンジョンの入口。

冷たい風が吹き抜け、岩壁には不気味な影が揺らめいていた。

その中心で、巨大な黒い鎧をまとった男が腕を組み、仁王立ちしていた。


挿絵(By みてみん)


「……ククク。そろそろ来るはずだ……!」

影の魔王は不敵に笑う。


……だが数分後。


「……おい、ほんとに来るんだろうな?」

さすがに待ちくたびれ、肩を小さく落とす影の魔王。

「このシーン、オレの初登場なんだぞ!?盛り上げなきゃならんのに……」


そのとき、遠くから旅の一行の声が近づいてきた。


「さっちゃん〜、あれ見て!ダンジョンっぽい入口あるよ!」(マオ吉)

「どうせ罠だろ。めんどくさいからスルーでいいわよ。」(さっちゃん)

「おぉ……僕の美学センサーもピクリとも反応してないさぁ!」(バルゴン)


ワイワイ騒ぎながら現れる一行。


影の魔王は満面の笑みで両腕を広げた。

「待っていたぞ!勇者ならぬ魔王の子よ!ここからが本編――」


……スルー。


スタスタスタ……。


全員、そのまま横を素通り。


「…………」

影の魔王の手が宙で止まる。


「え?ちょっと待って?見えてる?オレ、見えてるよね?」

振り返るが、マオ吉たちは全く気づいていないかのように旅路を進んでいく。


「おーい!これ、裏ボスの登場シーンなんだぞ!?本筋につながる大事な……」

声は空しくこだまするばかり。


一瞬、さっちゃんだけがチラッと振り返る。

「……なんか変な人いた気がするけど、まあいいか。」


ドカーン!

影の魔王はショックでずっこけた。


「お、おい!今のノリで本当にスルー!?俺の存在感ゼロ!?

 ……っていうか脚本家、俺の扱い雑すぎじゃない!?」


そう叫ぶ彼の姿を誰も振り返らず、一行は次の旅へと去っていった。


本日の学びポイント(さっちゃん毒舌解説付き)


登場タイミングは大事!

出番を間違えると、裏ボスでもモブ扱い。

→ 「だから言ったでしょ?カッコつけて待ち伏せしても、空気読めなきゃ無意味よ!」


存在感は押し売りできない!

強キャラぶっても、スルーされればただの背景。

→ 「むしろ哀れよね。黒い甲冑で目立ってたのに全員にガン無視されるって逆に才能だわ。」


物語には“出番の順序”がある!

 次回に期待されるからこその裏ボス。

→ 「でもアタシの勘じゃ、あの人また空気読まずに出てくるわね。はぁ……めんどくさ。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ