第11話 魔界再建バトルロワイヤル決着!
魔界再建の最終戦が終わり、瓦礫の橋や派手にひび割れた広場に、仲間たちが息を整えている。
ダイ・マオウは汗だく、全身に砂や泥、鴨の羽毛が付着している。
「ふぅ…俺、魔界を守ったぜ…!」
一方、バルゴンは完璧に髪を整え、光るマントをひるがえしながら立つ。
「ボクの美学も完璧さぁ!…でもちょっと鴨に突かれて倒れたけどね、さぁ!」
フワリンが帽子を巻き上げてダイ・マオウの頭に落とし、キラリの光がまぶしすぎて二人とも目を細める。グラッパはジャンプして床にひびを入れ、モグモグは鍵を食べそうになり大混乱、ピコリンは歌で二人のポーズをぐちゃぐちゃにする。
魔界再建の戦場は文字通りカオス。
さっちゃんファイナルジャッジ
さっちゃんが腕組みし、眉をひそめて二人を見渡す。
「えーっと…あなたたち、どっちが魔界再建に貢献して役に立ったのか…」
とつぶやきながら、豪快なドタバタをまとめて冷静に採点。
ダイ・マオウ:豪快に破壊と仁義で魔界を押し進め、住人を助けた。
バルゴン:完璧美学で美しく戦い、時々滑って笑いを提供。
さっちゃんはペンをカタカタ動かし、採点表に書き込む。
「…うーん、わずかにダイ・マオウの勝利!」
ダイ・マオウはガッツポーズしながら、背後でグラッパのジャンプでまた床にひびが入る。
「やった!俺が魔界を守ったぜ!」
バルゴンは満足げに微笑み、颯爽とポーズを決める。
「さぁ、ボクは新しい世界へ旅立つさぁ!」
その瞬間、床のひびに引っかかって少し転ぶが、光速で起き上がり決めポーズを再び取る。
「ボクはいつだって完璧さぁ!」
さっちゃんはため息混じりにダイ・マオウを軽く叩く。
「アンタ、勝ったけど散らかしすぎよ…!」
ダイ・マオウは照れ笑いで返す。
「散らかした分、守ったってことで…いいだろ?」
フワリンが帽子を巻き上げ、キラリが光で目を開けられず、グラッパがまたジャンプ、モグモグが鍵を舐める…
魔界は完全に平和になった…のか、微妙にカオスは残ったまま。
本日の学びポイント(さっちゃん毒舌解説付き)
力だけじゃなく美学も大事
→ ダイ・マオウは豪快力で勝利、でもバルゴンの美学も住人には必要。
さっちゃん解説「見た目も大事だけど、あんたの仁義はもっと大事よ」
ドタバタこそ魔界流
→ 床ひび、鴨乱入、鍵食い…カオスが街を救った!?
さっちゃん解説:「何やってるのか理解不能だけど、仲間と一緒ならOK」
勝っても油断は禁物
→ バルゴンは去ったが、魔界にはまだ伏線が残る。
さっちゃん解説:「次はもっと混乱が来るから、あんたも準備しなさいよ」
魔界再建は無事終了…でも、このカオスはまだ続く
魔界都市の喧騒が落ち着き、仲間たちが安堵の笑顔を見せる中、裏ダンジョンの入口では…
「…おい、誰か来るんじゃないのか?」
影の魔王が小さく肩を落として待機中。
無駄に派手な鎧は光を反射してキラキラ輝き、巨大剣を手にしてはいるが、挑む相手はいない。
「もしかして…俺、忘れられてる…?」
入口の小さな看板には、かすれた文字で「隠しステージ専用ボス」と書かれている。
影の魔王は小声でつぶやく。
「本編クリア者は、もう裏ダンジョンに興味ないのか…いや、待つんだ…必ず誰かが挑みに来るはず…!」
そして、誰も来ないことを確認すると、仕方なく無意味に必殺技のポーズを取りながら、一人で派手に練習を始めた。
その姿を見たダンジョンのモンスターたちも、呆れつつも影の魔王に拍手するのであった。
『さっちゃんとダイ・マオウの魔界再建バトルロワイヤル』
ー完ー




