第7話 再建した魔界都市の混乱
再建が進む魔界都市は、立派な門や橋ができ、夜でも光り輝く“魔界の新名所”になりつつあった。
…が、その一方で住人たちは完全に混乱していた。
①門の上に「ようこそ魔界ランド」と電飾が点滅。なぜか入場料を取られる。
②橋を渡ろうとすると「本日メンテナンス中」と書かれ、代わりに“グラッパ”が自分の背中を渡らせている。
③街灯はすべて「キラリ」の光魔法。明るすぎて、昼夜の区別がつかない。眠れない住人はクマだらけ。
④迷路のような区画整理は「フワリン」のせいで常に変動。昨日の隣人が今日は3ブロック先に引っ越している。
⑤地下通路は「モグモグ」が掘りすぎて、ところどころ床が陥没。「地上と地下、どっちが本宅なんだ!」と住人激怒。
⑥広場では「ピコリン」が勝手にファンファーレを鳴らしまくり、会議が始まるたびに「ジャジャーン!」と邪魔。
住人たち:「秩序どころか、テーマパークに改造されとるわ!」
さらに極めつけは
街のど真ん中に 巨大チョコ噴水 が建設され、観光客が群がり、住人が水を使えなくなっていた。
子どもたちは「チョコお風呂だー!」と大はしゃぎ、大人たちは「配管が詰まっとるわ!」と大激怒。
住人たちが集まった広場で、ついに話し合いの場が開かれた。
ダイ・マオウ「街づくりは俺が仕切る!仁義ある街にせねばならん!」
バルゴン「イヤイヤ、経済はワタシが回すのさぁ!観光客が呼べる街こそ最強だね!」
すぐさま口論はケンカへ
バルゴンの観光アピール攻撃「ほら見ろ!“チョコ温泉”!これで観光収入100倍ださぁ!」
ダイ・マオウの正義パンチ「湯の素が全部チョコじゃねぇか!流しすぎて配管詰まっとるぞ!」
魔界の住人たち「どっちもどっちじゃろ……」
伏線回収タイム
ここで、以前から登場していたライバル関係や未解決問題が次々と露見する。
建設組合の親方「バルゴン、ワシらに未払いあるぞ!」
蛇族の青年「ダイ・マオウ、前に“蛇舞フェス”中止したの根に持ってるんだぞ!」
さっちゃん「はいはい、あんたら二人とも約束守らんタイプやからね」
火に油を注ぐ形で、都市広場は再び大混乱!
結局、交渉は「どっちが大声で説得できるか選手権」になり、広場は観客席状態に。
本日の学びポイント(さっちゃん毒舌解説付き)
さっちゃん(腕組みしながら)
「今日の教訓はこれやな。」
都市再建に“テーマパーク脳”を持ち込むと混乱する。
仁義と経済、どっちも大事やけど、両方ポンコツやと余計カオスになる。
住人が一番まとも。リーダーが一番アホ。
ダイ・マオウ「……おれの仁義がアホ呼ばわり!?」
バルゴン「アハハ!でも本当のことさぁ!」
広場は笑いに包まれ、魔界の都市の秩序は“なんとなく”戻ったのであった。




