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ベビーサタンさっちゃん 七変化 【さっちゃんのミラクル人生!】  作者: 虫松
3年ONI組 さっちゃん先生6 ドキドキメモリー学園

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第3話 暗黒板掲示板。誰にも言えないSOS

ONI組、今日も混沌。


机はまだグチャグチャ、壁は落書きまみれ、ミナトはスマホ片手に配信中。


さっちゃん先生、杖をひと振りすると、教室の黒板が光る。


さっちゃん

「今日の授業は、秘密兵器を設置するわよ―“匿名SOS暗黒板”!誰にも言えない悩みをここに書きなさい」


生徒たち、目を丸くする。


レンジ

「え…マジで書くの?俺、書くことないし」


さっちゃん

「ウソつくな!机蹴るときに心の中で悩みが爆発してるでしょ!」


レンジ、赤面してそっとペンを握る。


黒板に書かれた悩みたち


・「自分なんていらない」

・「家に帰りたくない」

・「友達の前で弱音を吐けない」

・「親に嫌われてる気がする」

・「勉強、全然ついていけない」


アヤメが黒板をのぞき込み、毒舌を炸裂。

「うわ、ONI組って闇深すぎじゃね?みんなSNSに書けばいいのに」


さっちゃん

「アヤメ、さっきSNSで晒してただろ!ここはリアル本音の部屋なの!」

ミナト、スマホを取り出して即配信開始。


さっちゃん

「うるせぇ!SNSに上げたら炎上するに決まってるだろ、配信魔!」


さっちゃん、黒板の前に立ち、杖で指しながら解説。

「承認されたい心は悪いことじゃない。でもね、傷ついた誰かの上に立つ承認は、君の心をもっと弱くするのよ!」


レンジがうつむく。

「……先生、俺、そうかもしれないっす」


さっちゃん

「そうよ!その気づきが大事なの!泣いてもいい、笑ってもいい、怒ってもいい!でもその感情、誰かを傷つけるために使っちゃダメ!」



暗黒板に書かれた悩みたちが、杖の魔力でふわっと光に変わる。

光が教室を包み、ほんの少し空気が和らぐ。


ミナト、初めて涙を見せる。

「先生…俺、みんなのことちゃんと考えてなかった…」


さっちゃん、杖を軽く振る。

「バカ!気づいただけで偉いのよ!その涙、勉強や怒りよりずっと大事!」


蘭堂コトリもそっとぬいぐるみを抱えて微笑む。

ガロは照れくさそうに頭をかく。

ルカはWi-Fiを止めて初めて教室に集中する。


ONI組、混沌の中にほんの少し光が差した瞬間。

教室はまだ地獄だけど

その地獄の中心に、さっちゃん先生の魔法の杖が、静かに光っていた。


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