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ベビーサタンさっちゃん 七変化 【さっちゃんのミラクル人生!】  作者: 虫松
3年ONI組 さっちゃん先生5 魔界へ帰ってきた伝説の狂師

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第2話 青春は、走り出したら止まらない(スポーツ男子の恋が加速する!?)

昼休み。校舎裏のベンチで、なぜか体育会系男子が全員集結していた。

タケル(野球部4番)が真剣な顔でスマホを見せる。


タケル

「なあ……これ本当か?

“裏山の桜の下で告白されたら幸せになれる”って……」


ナオヤ(バスケ)

「おいタケル、そんな恋愛必勝サイト信じるな。

……いや、もし、るかがあの場所で笑ってくれたら……俺、心臓止まる。」


リョウ(陸上)

「そもそも俺、あの桜の丘まで行く前に坂道で加速して消えるからな?

恋でスピード上がってんだぞ最近……」


レオン(サッカー)

「はづきが桜の下で俺呼んだら……俺のシュート絶対ファイアーボールになる……」


四人の脳内で「桜=恋のバフ装置」になりつつあった。


そこへドスッ!と杖の音。


さっちゃん先生

「アンタら全員……顔が恋してるわ。青春してんじゃないの。」


タケル

「先生っ……俺、ひまりを桜で……!」


さっちゃん

「へぇ……良いじゃない。

青春って……悪くないじゃないか。面倒だけど、ちょっとワクワクするな。」


言った瞬間、男子全員が静まり返った。


レオン

「先生が……青春を肯定した!?」


ナオヤ

「これは天変地異の前触れなのでは……?」


さっちゃん

「バカ言うな! 恋するなら走れ!跳べ!蹴れ!燃えろ!青春は体力勝負よ!」



●野球部:タケル、パワー異常上昇


その日の練習。


監督

「タケルー!軽く流してバントだ!」


タケル、軽く触れる。

パァン!!!

球が観測不能レベルの弾道で消える。


監督

「……バントを……ホームランにするなぁぁぁッ!!」


バスケ部:ナオヤ、ジャンプ力が地球外へ


試合形式の練習。


ナオヤがるかの姿をチラ見した瞬間――


ナオヤ

「……あっ」


ボッ!!

垂直跳び4メートル。ゴールごとリングを持って帰還。


るか(呆然)

「ナオヤ……ゴール持ってくるなぁぁぁ!!」


陸上部:リョウ、音速突破


スタートライン。


リョウ

「……かのん、今日応援に来てるって聞いたんだ」


パンッ!(号砲)


ドゴォォォン!!

爆音と衝撃波だけ残しリョウ消失。

タイム記録:0.9秒(100m)。


顧問

「帰ってこーい!!」


サッカー部:レオン、恋の炎


シュート練習。


背後からはづきの声。


はづき

「レオン先輩、がんばってくださーい!」


レオン

「あっ……!」


蹴った瞬間――

ボウッ!! ボールに炎上エフェクト発生。


キーパー

「無理ぃぃぃぃぃ!!!!(逃走)」



放課後。

恋と部活で荒ぶる男たちを前に、さっちゃんは腕を組む。


さっちゃん

「よし。桜の丘で告白したいなら、まず恋愛筋を鍛えるわよ!」


全員

「恋愛……筋……?」


さっちゃん

「恋は体力!自信!気合い!

さあ走れ! 山の階段で告白ダッシュ100本よ!」


男子全員

「死ぬ!!」


さっちゃん

「青春は死んでからが本番よォッ!!」


夕暮れ。

部活後の帰り道、各自が胸に秘めた恋心を噛みしめる。


タケル

「……ひまりを、絶対連れていく。桜の下へ。」


ナオヤ

「るかを……笑わせたい。そのために強くなる。」


リョウ

「かのんの声……ちゃんと聞けるように速度落とす努力を……(無理)」


レオン

「はづきに……熱すぎない告白する方法って……ないかな……」


そして遠く、丘の上の桜が風に揺れた。

まるで、彼らの恋を応援するように。

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