第9話 卒業 そして伝説へ ――ギャグも涙も、全部ひっくるめて“青春”だ!
卒業を目前にしたONI組。
黒板には「進路希望調査」の文字。
さっちゃん:「はい、全員出してねー。“ニート”は禁止よ。」
(クラス爆笑)
アツシ「俺、“警備騎士団”に入りたいッス。 誰かを守れる強い男になりたい!」
リョーコ「あたしは“保育士”。…子どもって、素直だから好き。」
(アツシ:小声で)「それ先生にも言ってやれよ」
リョーコ「うるさい」
ポヨン「ぼくは“癒しの聖堂”に行って、人を笑顔にしたいですっ!」
(ハゲハーゲ「わしの頭皮も癒してくれぬか?」)
ポヨン「……修行が足りませんッ!!」
教室に笑いが満ちる
だがその中、さっちゃん先生の机には一通の封筒。
『異動辞令 ― 天界 天使育成学園 第二分校へ』
笑い声の隙間に、沈黙が落ちた。
別れの前の教室
放課後、静かな教室。
ポヨンが震える声で口を開く。
ポヨン「先生……僕たち、もう“ぼくなんか”じゃありません。」
アツシ「俺たち、ONI組でよかったッス!」
リョーコ「……本当に、先生に会えて、よかった。」
黒板には誰が書いたのか落書きがあった。
『さっちゃん先生、地獄より厳しく、天使より優しく』
さっちゃん、目を潤ませながら笑う。
「……バカたち。でも、最高のバカたちね。」
卒業式当日
講堂に流れるBGM
「翼をください(勇者風アレンジ Ver.)」
観客席にはマオ吉校長、ハゲハーゲ教頭、そして各クラスの生徒たち。
マオ吉:「お前たち、よくぞここまでやったな……!
ハゲも、涙でツルツルだ!」
ハゲハーゲ:「うぅ……わしの頭皮が、光で祝福を……!」(ピカァ!)
(反射光が天井に反射して虹を作る)
答辞 ― アツシ
アツシがマイクを握る。
手は震え、涙をこらえながら。
アツシ「俺たちは落ちこぼれだった。
でもさっちゃん先生が教えてくれた。“痛みのビンタ”が、俺たちの宝です。」
(客席:どっと笑いと涙)
アツシ「怒られて、泣いて、笑って――
やっと分かりました。俺たちは……“生きてる”ってこと!」
さっちゃん「……バカね。でも、いいバカだわ。」
最後の授業
さっちゃん、教壇に立つ。
教室いっぱいのONI組を見渡して、静かに言う。
「私の授業はここで終わり。でも。あなたたちの“人生の授業”は、これからよ!」
黒板にチョークを走らせる。
『勇者たちよ、笑って泣いて、歩いていけ!』
アツシ「……先生、消さないでおきます!」
ポヨン「チョークの粉、保存します!」
リョーコ「……バカね。泣くでしょ、そんなの。」
(さっちゃん、微笑む)
カメラが学園を引いていく。
夕陽に照らされる校舎、桜の花びらが舞う中
ナレーション(さっちゃん)
「あの日、教室で笑っていた子たちが、
それぞれの道で戦っている。
彼らの旅立ちは、伝説の始まりだった。」
BGM:「Don't cry, my HERO(卒業Ver.)」
夜の教員室。
ハゲハーゲ「さっちゃん先生、また帰ってきますかな……」
マオ吉「あいつは風みたいな女だ。だが……風は、また吹く。」
(机の上に残されたさっちゃんのメガネ)
黒板の文字が月光に照らされ、輝く。
『3年ONI組 永遠に』
『3年ONI組 さっちゃん先生2 ― 地獄より厳しく、天使より優しく。』
ー完ー




