おべんと
「お弁当~お弁当~」
どうやら国府君は今日のお弁当が楽しみらしい。
「お弁当~、って」
国府君はそこでフリーズして、大きく息を吸って、
「コメェ!!」
そして突然大声を出した。
見てみると国府君の周りから負のオーラ(?)が出ていた。
「どうしたのコメェ!! って」
話しかけた方が良さそうな気がした。
「ぁ……ぉおぇしゃぁーん」
「コメェ!! って今日はどうしたの?」
「……おべんとに、ご飯入ってない……」
弱ってた。ご飯一つで人ってこんなに変わるのかな?
「おかずは?」
「……からあげ」
そうですか。有るから良いじゃんと言いたかったのを我慢して聞いてみた。
「からあげ、好き?」
「からあげと白米のコントラスト! ほのかに主張するケチャップ!! そして、あの肉汁!!! からあげとは、人類の叡智の結晶なり!!!!」
「ナニソレモシカシテコウクンツカレテル?」
思わず言葉が早口で出た。
「あ、ご、ゴメン……」
「いや別にいいけど」
戻った。いつもの国府君で安心した。
国府君は、からあげで人格が変わる人だった。
とりあえず、国府君の前でからあげはやめておこう。私はそう決意した。
ただ、さすがに可哀想なのでご飯を半分あげた。
「えぐ……ありがどう」
泣いて喜んでくれたけど、ちょっと怖かった。
エスカレーターに乗ろうとして足を滑らせました。
もうちょっと運動します。
そろそろ新キャラ出そう。




