国府君の夏、キャベツの夏 3/3
そんなこんなで私たちも店に入ることができた。
私はチーズバーガー、翔はビッグバーガー、大里さんと国府君はさっきのマッチョメンに触発されたのかスパイシーチキンバーガーを注文した。
そしてそこで私は久し振りに目にすることになる。
国府君のあのモードを。
☆☆☆☆☆
四人でハンバーガーを食べていると、何やら国府君が浮かない顔をしている。
「うーん、なんだろう。この」
「どうしたの国府君」
私がそう訪ねると、国府君は真剣な顔をして答えた。
「キャベツがない」
「……キャベツ?」
「そうだよキャベツ! どう考えてもこのチキンとの相性は抜群だなのにキャベツはおろか具材が一つもない、それが問題だ」
キャベツ持ってくるべきだったなこりゃ、と考え込む国府君を見て、私はなんとなく宮モードだと気付いた。なんなんですか唐揚げだけじゃなかったんですかあなた。しかもいつもと少し様子が違うし。
「なあ、大里くん」
「はひ?」
「大里くんはこれにキャベツ、あった方がいいと思わないか」
「……あったら世界に革命が起きますよ」
宮は大里さんになんだか教師みたいなことを言っていた。大里さんはそれに乗ってきた。
どうやら仲が悪いと思っていたのはこちらの気のせいだったらしい。
私はなんだかめんどくさくなったのでチーズバーガーを頬張ることにした。
国府君と大里さんはキャベツだけでご飯がイケるとかなんとかかんとかで盛り上がっていた。
翔「あれ、俺は?」
大江さん「美味しそうにぺろりとしてしまった、こんなところでいい?」
翔「俺のDEBANは……?」
次話投稿は遅れるかもしれません。
具体的に言うと最悪の場合ぽっかり一年空くかもしれません。
しばらくリアルが多忙になりそうなんで……また戻ってきたらよろしくお願いします。




