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少年:奏楽(そら)
小説などというより若干ポエム寄りな感じの構成となっています。小説として読むには、表現不足だとは思いますが、本作はこれで完成形だと思っていますので、どうぞあたたかくお付き合いくださいませ( *´□`)
それでは、最後までよろしくお願いします。
ひとりきりなら
この声はいらない。
ひとりきりなら
意志を伝えるための言葉の紡ぐ必要はない。
ひとりきりなら
きっと、同じものを映せるこの瞳も
同じ音を震わせる鼓膜も
なにも、いらない。
――――僕は……
今日この日をもって、少年:奏楽は
生涯にひとりきりとなった。
まるでその名と同じ、
頭上に広く澄み渡るあの空と同じように
……ひとりきりとなった。
それは一夜の夢だろうか。
それとも寂しがりの少年の願った儚い幻想だろうか。
この物語は孤独な少年:奏楽と、
この世界でただ一人きりの空の不思議なおはなし。




