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すべきこと


翌日

海が学校に赴いている間に、フィアは今後やるべきことを纏めることにした


まず、水竜と件の謎の魔物

これについては、、、もう少しレベルを上げてから挑むべきだろう


次に、恋に布を返すこと

セイエイが忍の里について何か掴んでいるか聞いてみるか、、、無論、ネットで軽く検索を掛けても、場所の特定には至らなかった


次に、、、、、チームで行うイベントについて

四月にサービスが開始して、現在8月

10月、、、つまり、サービス開始半年、若しくは一年が経つ頃、何かしらチーム用のイベントがあるのではないか、と勝手に予想していたりする

チームを作る意義が今のところ発揮されていないからな


、、、そういえば、海の学校の件はどうなったのか、それも気になるな


あと、メアのこと、、、イースタルが何も行動を起こさない理由は?

いや、、、既に、何かしら行動を起こしている?

追い出す気なんてさらさらないし、寧ろ一緒に居て欲しいが、メアの立場上、何かしらイベントがあるのではないだろうか



、、、、、問題、やるべきこと、沢山あるが、、、もう一つ


混戦状態に陥ると、どうしても遠距離攻撃は難しくなる

狙ったところに百発百中だとしても、その場所に味方が移動する可能性があるからだ

巨大な敵に対してならばそれぞれが戦えるが、小さな敵に対しては、やはり戦い辛い

それに、もしダメージが通り辛い敵だったら、斬鉄閃のように問答無用でダメージを与えられる物や、基本効く魔法攻撃がないと辛いだろう

海の様に、自分が行動できるまでの時間を詠唱に費やしたりと、無駄と言える時間がすくなく強力な魔法使いはパーティでも重要視されているのだが、その他の遠距離職は割と不遇な気がする

、、、安全なところから戦える、という点では断然有利だが


、、、狭い通路ならば尚更、、、まぁダンジョンは、多人数でも来れるようにある程度広い通路ではあるのだろうし問題はないだろうが、、、ライのように銃、、、つまり、瞬時に敵に当てられる武器であり、使う者が、他の味方に当てない腕前が必要になってくる



ティア「おね〜ちゃん!」

そんなことを、居間でソファに座りながら考えていると、ティアが後ろから首に腕を回して抱きついて来た

ティア「何考えてたの〜?」

彼が振り向くと、笑顔でニコニコとしているティアの顔が、ぶつかりそうな程近い距離にあったのだが、、、残念ながらこの男、冷静である

「ん〜?、、、」


通路で戦う時ティアはどうしていたっけ

普段見る感じだと、一対一ならば基本手出ししないか先制攻撃、大きな敵ならば頭部や手、足を狙う

複数の中型の敵の場合はみんなが狙っていない物を

つまり、どんな場面でも普通に戦うことは出来ている

だが、今回のような人型で強い相手に対しては、どう戦うのだろうか

そのことを尋ねるとティアは、う〜ん、、、と少し考え

ティア「、、、解らないかも」

そう答えて、う〜ん、、、どうしよう、とフィアの隣に座り、深く考え始めた

「まぁ、一緒に考えようか」


まぁ結論は出なかったのだが、、、戦えない場合は周囲の索敵、敵の弱点捜索、及び敵が離れた際の追撃等をしてもらおう



当日

ライにも声を掛けたのだが、結局ライが来ることは無かった

この日のメンバーは、フィア、海、リア、クロ、ティア、と、なっている

SP、MPは全回復済みだ

広場へ入ると、何故か死体は消えていたが、アンドロイドは残っていた

布は被さったままであり、剥がすと石板が、特に変わった様子もなく其処にあった

どうやら他の冒険者にはバレ無かったようで、ホッと胸を撫で下ろす

ただ石板に触れても特に何も起きなかったが、魔力を流し込んでみると、石板に光の道筋が現れ、根元の部分が瓦礫の様に剥がれ落ち、入り口が出来た

リア「、、、その子も、戦えるの?」

いざ行こう、とした所で、疑問に思ったのだろう、リアがティアを指してそう尋ねた

ティア「が、頑張る、、、」

昨日のことをどうも気にしているのか、自信なさげにティアがそう答える

「大丈夫、ティアも戦えるよ」

フィアがそう進言すると、不安そうにしながらも、解った、とリアは頷いた

「、、、さて、準備は、、、いいよね?」

全員が頷いたのを確認し、フィアを先頭として、ダンジョンの中へと入った



今回は未だに残っている問題や、これからのことを考える回+ダンジョンへ、という回でした


なろうコン締め切りまでにもう一回は投稿したいと思っています

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