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学ぶことは多い、しかし苦痛ではない⑧:「、」と「。」と「,」と「.」の問題.



海丸くんとポセイドンと、ルシフェルと、愛染の母ちゃんと、はるなと、ドクトルが、お茶を飲みながら、いろいろ話している.皆は他にいろいろしながらである.


別館の書斎にて.


はるなはネットでとある小説投稿サイトで小説を読んでいる.

彼女のお気に入りは、「神統記」という現代ファンタジーである.

著者はドクトルの本名と同じ人なのだが、まさか、知り合いのドクトルとは、思ってもみない、という彼女の天然ぶりである.しかも自分のことをあれだけ詳細に描写されてもである.


漫画を読んでいるのはポセイドンの親父

海丸くんは、数学の勉強をしている.神様の子供は年齢が分かりにくいのだが、小学生にしか見えない、チイコイ、海丸くんは、高校数学の勉強をしている.


愛染の母ちゃんは「厚生労働白書」

ルシフェルは「山川出版の世界史」とかチャート式「新倫理学」

ドクトルは、内科とか、脳外科の本を読んでいる.


海丸君は、今はまだ、ちいこいのだが、いろいろと気がつく.今日の問題提起は、

「、」と「。」と「,」と「.」の問題である.


皆が読んでいる本の、句読点をいろいろしらべてみた.


はるなが気がついた.

ある小説投稿サイトでは諸先生方、だいたい、句読点の書き方・・・

横書きで「、」「。」ですね.

・・・・・・

いろんな本を見ても、違う.

新数学コメンタールは「,」「.」駿台予備校の参考書である.この本、皆が買ったものである.(もう40年前以上も前か・・・・)

山川の世界史、チャート式新倫理、チャート式数学は「,」「。」

内科と脳外科の教科書は「,」「.」

厚生労働白書は「、」「。」

この小説を書く、私の書く文章は「、」「.」

どれが正しいのか?


「父上、ネットの字の、点とか丸、どれが正しいのですか?」海丸くんはお父さんに聞いてみた.

「え、俺は知らないよ、そういうことは、にいちゃんか、ドクトルに聞けばいいんじゃねえの・・・・」

にいちゃんというのはルシフェルのことである.この話の中ではゼウス=ルシフェルが、ポセイドンの兄という設定にしている.長兄が、ハーデスということにしてある.冥界の王様でペルセポネの旦那さんだ.だいたい、オリンポスの三兄弟、皆、仲はそう悪くないみたいで、時々、皆が別館に揃うのはこれまでに何度も取り上げた.ルシフェルは次男坊である.兄弟姉妹が親であるクロノスに飲み込まれて、ルシフェルが皆をクルノスの腹の中から救出したので、皆にいじられるが愛されていたのではないかと考えている.

漫画を読んでいるときの父上はこういう質問してもちゃんとした答えが返ってきたことがない.

「ねえねえ、ルシフェルのおじさん、どう思う?」

「うー、どうだろうなあ、人間の世界のことは、ドクトルか、はるなに聞いてみな」

「ねえドクトル、どお?」ドクトルに聞いてみる.

「私は、だいたい、「、」「.」で書いてきましたが、教科書見ると、「,」「.」なんですよね、おや、海丸くん、もう高校の数学の勉強ですか、おませちゃんですね・・・」

「数学の教科書とか参考書、チャート式と、コメンタールで違うのってどういうこと?」彼ははるなの方に向いてきた

「さあ・・・・アルファベット?ファニキア文字?かなんか文字は、アフロディーテの娘さんのお婿さんが発明したのでは?」テーバイの初めの王様にして、青銅の発明者、さらにフェニキア文字の配列を考えたと言われる、ハルモニアの夫のことを聞いてみる.

「あ、カドモス?あの家は遠くにいるからね、私ら、親戚つってもあんまり付き合いないかわわからないは、どうなんだろね、ルシフェルはどう思う?」

疑問のボールは、またルシフェルに戻ってきた.

という感じで、議論は永劫回帰、循環を続けるのだった.


海丸くんの得た結論、「まあ、なんでもいいのか、な」

「本によって、どういう文字を使うかとか、句読点の打ち方とか、投稿規定で、決まっているのでしょうけどね、ははは、私あまり読んだことなくて」と、ドクトルは言う.


今日も、「別館」の書斎は学びにあふれていた.この環境、彼は好きだ.




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