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母の教え「兄弟姉妹、仲良くおやり・・」

クレタに、不時着した、ゼウスは、なんとか起き上がり、母上に挨拶した.


拝跪して、王妃に対する礼をとる.


「女神の女王、レア様、ただいま戻りました・・・」


「おや?」とレア様は、思った.


「お前、本当にあの聞かん坊の、ゼウスかい?私の大事なクレタに大火傷負わした・・・」


「はい、私がゼウスです」ゼウスは顔を上げて、母上に顔を見せた.


「ほお、確かにゼウス・・・だね、でもなんか私の息子のゼウスとはちょっと何かが違う、ような・・・」


ここに戻るまで、ゼウスはいろんな土地を旅をした.

いろんな人、神々と会い、思想を学び、教えをこうた.

心身ともにかなり鍛えられた、かもしれない.

それが、母にはわかる微妙な、面構えの変化になったのかもしれない.


クレタから優しいゼピュロスに吹かれて流れ着いた、レバノン、

イスラエル、谷間の底に佇む、魚のすまぬ、死の湖

エルサレム、ソロモンの王城で、政治犯・奴隷としての生活を経験し、

そして、侍従長の陰謀に対して、その地の神々と力を合わせて反乱を起こした


ペルシャの高原では、神の火を守る、一族の歓迎を受け、

インドでは、その土地の最高神たちとの親交を深めた.

ヒマラヤの山奥で、ヨガの手解きを受けたりした、それも、ヨガの神、シヴァ神に.インド哲学の真髄は、ブラフマーに直々に教えを乞うたし、

神の姿、10変化のヴィシュヌとももちろんいい友達だったのだ.


世界の屋根の横に見て、タリム盆地、タクラマカン砂漠を、東に向かい、中国の周の時代もこの目で見た.

荒れ狂う、日本海を木をくり抜いただけの船で、渡り、東の果て、神々と精霊の住む島・・・


ここではなんと多くの神々と、精霊たちに教えを受けたことか・・・・・・


「じゃあ、さ、なんで、最後の最後になんで、着地に失敗して、ずっこけるのさ?」

一番上の姉さん、デメテルの意見である.

ゼウスは、母と同様に拝跪して姉に挨拶をする.


「あ、それは・・・懐かしい、クレタ島が見えて、油断したのかも・・・」ゼウスが言い訳をするのだが.


「いや、おめえ、最後の最後で油断するのは甘い!」兄のハーデスは容赦ない.


「そうだ、そうだ、にいちゃん、俺らも、どんなすごい、男が来るかと、思って楽しみにしてたら、あんなズッコケ、締まりねえったらなかったぜ!期待して損したって感じだな」

弟のポセイドンも容赦ない.


この、油断のならない雰囲気の兄弟には、拳骨を作って、それをお互いに合わせて、その後腕を組む挨拶を交わした.


しかし、兄も弟も、ゼウスと会えたこと、心から喜んでいるようである.

ハーデスもポセイドンも、「クロノスの腹」の中では見せたことのない満面の笑顔である.


「でもね、まあ、ピリピリ、張り詰めてて、余裕がない奴が来ても、こっちの息が苦しくなってしまう、ってのもよくないから、なんか私は安心したは.あんた見てると、なんか緊張がほぐれるっていうか・・・」というのは、二番目の姉さんのヘスティアである.

この人は、ゾロアスターの姉さんの二の姫になんとなく似ている.話を聞いていると、言ってることは厳しいのだが、ゼウスを見て落ち着く、といいながら、なんとなくこっちも落ち着く.


ゼウスは、ヘスティア姉さんにも、拝跪して挨拶をした.


もう1人・・・なんかキツそうな姫がいるが・・・・

(おや、なんか大国主の奥さんの須勢理毘売命に似た雰囲気かな?)


顔立ちは美しいのだが、きつそうな性格・・・・

ゼウスを「きっ!」という鋭い目つきで睨みつけている.


うちにどっかから養子か、人質として貰われてきた姫君か?


その姫に対して、拝跪して挨拶すべきかどうか、迷っていると、その姫が先に跪いて、

ゼウスの手をとって、その手背に口付けをした.


「私は、ヘラ、そう、私はクロノス王とレア様の娘ではありません.しかし、親父様の腹のなか、ご兄弟とは一緒に育ちましたゆえ、身内みたいなものかと・・・」


ゼウス、と兄弟姉妹たちとの初顔合わせは、このように行われた.



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