私と同じ暗殺者
「……フッ。お前、この私を殺す気だろう?狙いとしては悪くない。褒めてやろう。」
「なっ……!?」
「何、分かるさ。そのくらい。私も、忌々しき『邪眼』を持つ者だからな。」
「…………!!」
「そして、その包帯。『左手』が疼くんだろう?……見ろ。私のこの左手を。」
「っ、まさか!?」
「フッフッフ……そうだ。もう分かっただろう?
お前は、『私と同じ』だ。
ついてこい、闇に生きる同胞よ。今日から私がお前の『新しい主人』だ。」
──俺の、理解者。俺と……同じ。
闇の中でもがき続けていたクソみてえな人生に、最後の最後で、光が差した。俺は独りじゃなかった。
…………そう思った。
でも、その「光」はただの勘違いだった。
自称「新しい主人」のソイツは、俺の理解者でも、俺と同じでも、何でもなかった。
◇◇◇◇◇◇
何の力も持たない少女が厨二病設定で拾った少年は、本物の闇を抱えた暗殺者だった。
そんな少女と少年の、運命の出会いと旅立ちのお話。
「なっ……!?」
「何、分かるさ。そのくらい。私も、忌々しき『邪眼』を持つ者だからな。」
「…………!!」
「そして、その包帯。『左手』が疼くんだろう?……見ろ。私のこの左手を。」
「っ、まさか!?」
「フッフッフ……そうだ。もう分かっただろう?
お前は、『私と同じ』だ。
ついてこい、闇に生きる同胞よ。今日から私がお前の『新しい主人』だ。」
──俺の、理解者。俺と……同じ。
闇の中でもがき続けていたクソみてえな人生に、最後の最後で、光が差した。俺は独りじゃなかった。
…………そう思った。
でも、その「光」はただの勘違いだった。
自称「新しい主人」のソイツは、俺の理解者でも、俺と同じでも、何でもなかった。
◇◇◇◇◇◇
何の力も持たない少女が厨二病設定で拾った少年は、本物の闇を抱えた暗殺者だった。
そんな少女と少年の、運命の出会いと旅立ちのお話。
1 ◇ 一枚の紙の人殺し
2025/08/26 17:15
(改)
2 ◇ 私とは違う彼の解放を
2025/08/27 14:03
3 ◇ 二枚の紙のプレゼント
2025/08/28 17:37
(改)
4 ◇ 私と同じ彼の人生を
2025/08/29 17:29
(改)
後日談 ◇ 僕らの人外な部隊長
2025/09/01 12:03
(改)