学園編9
他の人の目線に耐えながら先生を待つ。
こんな転生ものは大体友達を作ったり、取り巻きがいつのまにかできているものだろう。
だが!!私は作らない!!卒業までボッチでいてやる!!
「うーし、みんな、おはよう。」
は?
「「「「「おはようございます」」」」」
「はい、おはようー。出席とるぞー」
え?
「有栖川由利亜ー。」
あ、
「はい。」
私を筆頭に次々と名前が呼ばれていく。
おい。先生。あなたはどこのホストですか。
髪は無造作に一本に結ばれていて白衣をだらしなく着ている。
回りに目を向けると特に批判もなく真面目に返事をしている。
え?大丈夫なの?ここ一応名門だよね?
小説にはSクラスのことは詳しく書かれていたがAクラスのことは大して書かれていなかったのでかなりびっくりした。
「じゃあ、全員出席なー。あ、このあと委員決めする教室からでるなよー?じゃあ、また10分後」
「「「「「ありがとうございました。」」」」」
は!逃がすわけにはいかん!!とりあえず名前をきかなければ!!
私は急いで席からたつ。
「先生。おはようございます」
「おー。有栖川か。どうした?」
「あの、先生のお名前を忘れてしまいまして・・・・・」
私は一生懸命考えた。でも、答えが浮かばなかった。だから率直に聞くことにした。
「もう忘れたのか?どっかの誰かじゃあるまいし・・・・・牛尾和樹だよ」
「うしおかずき・・・・・あぁ!!そういえばそうでした!!すいません、すっかり忘れてしまってました!!」
「・・・・・・有栖川、頭うったか?」
「お、おほほほほほ!!まさか!!もう先生ったら!!」
有栖川ー!!!!あんた先生にも高圧的な態度をとっていたのか!?
「・・・・・・まぁ、いいか。じゃあまたあとでな。」
「あ、どうもありがとうございました!!」
手をヒラヒラ振りながら歩く先生。
牛尾和樹先生か・・・・・。
この先生にも必要以上には関わらないようにしよう。




