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星のあるべき場所  作者: さくらっと
プロローグ〜日常〜
1/5

〜日常〜

まえがきあるなんて知らなかったよ!!

全部あらすじに書いて来ちゃったよ!!

直してきたよ!!

そんな初心者の初投稿です。

暖かい目で見守って頂けるとありがたいです


今回はプロローグ。ほんとに最初のとこだけ、何も始まっていません┏○┓


長く続いてく予定です。頑張ります

気づくと俺はベランダにいた。




なぜここにいるのかはわからないまま何も考えず薄暗い空を見上げていた




すると少し遠くの方に




いや、上だ。とても高いところに何かがいた。




薄暗くて見づらいが、それは人のような




羽が生えた、天使のような…




もしかして、レーナ姫!?



レーナ姫は俺の好きなゲームのキャラクターだ。




俺はついに、ゲームの世界に来れたのか!


いや、少しだけ違うような気がする。


似てるけどよくみたら別人…?


いや、動いてるから違う人に見えるのか?



そうこう考えてるうちに薄暗い空の中、柔らかな光を纏いながら空を優雅に舞い降りる




地に着いた姫はこちらを向き




少し寂しげな表情を浮かべていた――





ーーーー



目を開けるとそこは俺の部屋


なんだ夢か。


まあ、ゲームの姫が空から降りてくるなんて現実では到底ありえないことだし、自分がゲームの世界に行けるわけがないとわかっていたが少しガッカリしている。



時計は6時30分


リビングへ行こうと扉に手をかける。


夢を見たせいか

いつもより早く目が覚めたせいかまだ少し眠い。


かと言って二度寝出来る時間でもないしそろそろ妹が…


「いつにぃ起きろぉぉぉぉぉぉぉ!!」


妹が起こしにやってくる。


呑気に扉の前で考え事をするんじゃなかったと後悔した。


声と同時に勢いよく開けられた部屋の扉が顔にぶつかり、俺はぶへっとなんとも無様な声をあげる。


「あれ?お兄ちゃんいない…」


扉はおさえたまま、まるで扉で潰した重みを感じていないかのようにしれっと妹は言い放った


俺の妹 山笠(ヤマカサ) (アオイ)


爽やかそうな名前をしているが実際爽やかさなど全く感じられない。


「葵てめぇ…いるのわかっててやってるだろ。」


「あ、ごめーんいつも起こしに行っても寝てるから今日もそうだろうと思ってー」


棒読みだ。せめて感情入れてくれ。

それはそれで腹立つけど


「とりあえず避けてくんない?俺死ぬ…」


妹はそんくらいで死ぬとかザコじゃんと呟き俺の部屋から立ち去った


可愛くねぇ妹だ



ーーーー




ヒリヒリする顔を抑えながら

キッチンで朝食を作っている母親におはようと挨拶をしてリビングのソファーに座る


すると母は火を止めリビングへ顔を出し


「あら、一希。今日は早いのね

熱でもあるの?」


第一声がそれかよ。


「たまたまだよ。たまたま。具合悪くもないし、第一具合悪かったら出てこねぇから」


「まぁ、それもそうよね。

台風でも来るのかしら…」


あ、あんたの分まだ出来てないからちょっと待っててね


と付け足しキッチンへ戻っていった


朝から失礼なことかます母親だ。

俺がちょっと早く起きたからって台風くるとか…


俺だって早起きの一つや二つ…




したことなかった。




少し落ち込みながら朝食が出来るのを待っていると制服姿の妹が現れ食卓についた。


さっき、母親に飯はまだ出来ていないと言われたことを思い出す。


「まだめs「いただきまーす」


テーブルの上を確認するとそこにはハムエッグとパンが乗っていた。


俺のはまだだということか


「あ、お兄ちゃん。テレビつけてー

今日の占いみるから」


「朝から人使い荒いなー…ったく」


「私は今朝ご飯食べるので忙しいのー」


そう言いつつパンにハムエッグを何故かとても慎重に乗せていた。


ったく、なにが忙しいんだか…

仕方なくリモコンを手に取り操作していつも朝ついてるチャンネルに合わせる


なにやら夢占いの特集がやっている。


占いはもう少しあとのようだ。


リモコンをもとに戻し顔を洗おうとテレビに背を向ける。



『高いところから人が降りて来た夢を見た事ないですか?実はこの夢、自身の突然死を示すと言われているんですよ!』


それを聞いたおれは思わずテレビの方を向く。


いや、けどたかだか夢、だしな…


『ですが!この夢は危険を教えてくれているだけです!回避することもーーー「一希〜ごはんできたけどー」


テレビに気を取られてるうちに俺の分も出来上がったらしく母親に声をかけられ、食卓につく


出されたのはトーストとハムエッグとスクランブルエッグだった。


どうやら1個卵を割るのに失敗したらしい。


さて、食べるか。


ーーーーーー




『今日の運勢!1位は天秤座のあなたーー』


俺がパンを食べ終えるのとほぼ同時に占いが始まった。


てか、1位って先言っちゃっていいの?


「やったー!私今日1位だー!!ラッキーアイテムはー、白いハンカチかーカバンに入れてこよー!」


妹は食器を片付けて自分の部屋にそそくさと戻っていった。


爽やか体育会系な見た目のくせに食べるのはとても遅い。


その後も2位、3位と順番に発表されていく


乙女座でねぇな…


8位以降になっても出てこない


『12位はーごめんなさいっ乙女座のあなた! 今日はお家でおとなしくしてましょう! ラッキーアイテムはーー』


「へーお兄ちゃんビリじゃん

しかも、ラッキーアイテムくまのストラップ」


身支度を済ませた妹がケラケラ笑いながら言ってきた


「るっせぇな 俺別にこういうの間に受けねぇし」


「くまのストラップ私持ってるよー貸そうかー?携帯にでもつけといたらー?」


間に受けないと言っているのに、聴こえてないのかこいつは


「付けねぇわボケェ!」


「うわーんいつにぃ可哀想だから私の運気分けてあげようと思ったのにー」


グスンと、泣くフリをしてる。


元々俺は占いなんて信じない。


昔はビリだと落ち込んだりもしたが結局悪いことにあったこともないので信じなかった。


まぁ、今回もなんてことないだろう。


「葵ー?もう7時過ぎてるけどー」


母に言われ、二人揃って時計の方へ目を向ける


時刻は7時30分


「あっ!やばい!!美優待たせちゃってるかも!!いってきまーす!!」


なにやら今日は朝から学校でやることがあるためいつもより早く出なければいけないらしい。



急いで出てく妹を見送った後俺も身支度を済ませ家をでた。

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