第22話 問題児
ライデン市で初めての朝を迎える
国議館からPTホームを貰ってここを拠点にせよとの事と判断し
ここを当面のホームとすることになる放浪生活は続ける予定だが
起きてきたミラさんにPTホーム留守の時はどうするのか聞いてみた
管理人のような人を雇って管理してもらうのが普通だと聞いた
とりあえず朝食を簡単に済ませる
朝から何しようかと思ってると黒竜が飛来する
アーデがお仲間を連れてやってきた
ホームの前に黒竜が4体居た アーデがやってくるが
何か叫んでいるのだが聞こえない
なにやってんのこいつ?とか思ってたら何か怒った表情になるのを見て
結界か!と気づく、ユリに頼んで解除してもらう
事の次第が解ったアーデが穏やかになり中に入ってきた
初対面のミラさんに戸惑いながらはじめましての挨拶
トール「うちのママのミラです、よろしくー」
アーデ「ママ??」ミラ「ちがいますよ、我狼の里ギルド職員のミラです」
アーデ「ギルド職員さん?拉致られましたか?我狼の里から連れてこられた??」
ミラ「いえいえ、PTホーム開設のお手伝いに来ました」
アーデ「そうなんだ、私は魔王軍黒竜隊のアーデです」
トール「ところで、あちらの方々は?」
アーデの部下と聞き中に入るよう促す、アーデの合図で部下が中に入ってくる
机や椅子はまだ買ってないので地べたに座ってもらおうとしたが
重騎士なんで座れないと言い跪いた姿勢で座ろうとしたので
トール「とりあえず全部脱げ!」
アーデ「立ったままでいい」クリス「うちの流儀としては地べた座りだから~」
アーデ「いつから流儀あるの!」
ユリ「脱ぐのじゃ~」ミラ「脱いでくださいよ~」
アーデは苦虫潰した顔になり、仕方ないな~とか言いながら鎧を外した
部下たちも同じように鎧を脱がせて全員シャツとパンツにさせて座らせる
部下は3人共、女の子だったので 見られて困る人居ないからいいやんとか言い
寛いでもらった、トール「魔族も軽装作ったら?ミニスカとか履いたら~?」
アーデ「軽装だと翼竜の鱗が痛いのよ」アーデ部隊全員粒が揃っていた
クリス「全員重騎士様なの?」アーデ「この部隊は前衛職だね」
部下は何言われてここに来たのか知らないが全員極度の緊張状態だった
お茶やお菓子が出るたびにビクビクしていた、見かねたユリが緊張を解く魔法を施した
アーデ「ごめんユリ 気を遣わせたね」トール「変態組んで来てるって事は何か問題でも?」
アーデ「変態じゃない編成ね・・」クリス「変態・・」トール「お名前は?」
アーデ「右から、ミカ、ソーラ、マリア」トール「いい名前だね~」
アーデ「午後から軍事演習が有って、この編成で演習任務があるの」
クリス「それは見に来いといってるようなもの?」
アーデ「演習は空でするから見学はできないと思うけど」
トール「アーデが飛んでら~みたいなのが見えるか見えないかな感じか、お仕事なら頑張って」
クリス「3人共めちゃくちゃ大人しいけど、、寝てる?」
はっとしたアーデが3人を見る、緊張が解ける魔法が効きすぎたのか寝てしまってる
これは叱られるパターンでは?と思ったトールは3人を起こすことにしてすぐ行動する
止めに入るアーデ、ミラ、クリス・・2人は犠牲になる、1人は免れる
半べそで胸を押さえてるミカ、ソーラ 騒ぎで目覚めるマリア
アーデは3人に命じて武装させ外に出す、
アーデ「そろそろ行ってくるわ、またゆっくり来るから」と言い残し去っていった
トールはミラさんに怒られていた「胸はだめです胸は!」
今日は食卓と椅子を買いに街へ出た、いつまでも地べたはだめだろうな自分たちも辛いし
テーブルはいいものが有り、椅子は6脚購入した、
地べた座りも気に入っていたトールとユリは大きなソファーと小さいテーブルも購入した
乗合翼竜便なるものでミラさんは我狼の里に戻っていった、我狼の里~ライデンは翼竜で1時間
意外と近い?いや翼竜が早いのだと思った、ついでにギルドホームに寄りギルド長のイシスさんに
昨日のお礼をしたイシスさんは我狼族長でもあるので合わせてお礼をした
マレ&ミレさんも見つけたのでお礼をしていると1人の冒険者を紹介された
PT経験が少なくて生活に困窮しているというその人を鑑定してみた
メル 狐人族 ナダルの妹 Lv115 職業 ウィザード
3人「ウィザード!きたー!!ナダル?族長の妹?称号か」
話をしてみるとパーティーに入れない理由として物理攻撃に非常に弱く
石ぶつけられるだけで戦闘不能になるとの事、問題児扱い・・
トール「補助魔法や支援魔法が有れば何とかなるのでは?」
クリス「ステポはどんな感じですか?」
メル「パーティー経験がほとんどなくて支援とか受けられないからわからない」
メル「ステポとは何ですか?」
ユリ「ステータスポイントの事にゃ」
トール「おっと、かなりの問題児系ですな」
背格好はユリと同じ位で狐さんなんで耳が少し長い、尻尾はもふもふ
トール「いつからかわからんけどステポ見れないんよね、自分のはわかるけど」
クリス「とりあえずフィールド出てみようか?状態見たいし」
マレさん達に頼んで適当な依頼を見つけてもらう、南東門から出てしばらく行く
そちらに出現する植物の魔物の討伐依頼、街道沿いに時々現れるから通行の障害になるので
駆除してほしいとの内容だった、
「駆除数は通常ですと20ですがワンダラーさんでしたら100位お願いします」
5倍ですか~ しょうがないな~とか言いながら早速向かう
道中では、メルの得意魔法の種類やスキルを聞いたり、ステータスの見方を教えたり
何処に住んでるとか、家族は居るのかとか、質問攻めに逢っていたが
とんでもない事実が発覚する 「ステポを振り分けたことが無いだって?」
とりあえずステータスの見方と振り方を教えて、ウィザードって魔法攻撃する職よね?
じゃぁって事で振り分けをみんなで考えてみた、得意の攻撃魔法は何?
メル「下級魔法は、火球 氷矢 中級なら 中火球 中氷矢 上級なら 大火球」
基礎経験値だけで115レベルまで・・いばらの道だったようで悲痛な感じだった
ステポ振ってないから、メジャーな魔法が使えない感じだった
ユリとクリスが指導しながらステポを振ってもらった 600p位有った
STR20,VIT20,INT200,DEX200,AGI30,LUK100 余り30
メルの顔が明るくなっていた、すごくニコニコになってきたのを見てトールは安堵した
さらにプレゼントとして例の杖をメルに渡すとすごく喜んでくれた「こんなすごい物・・」
トール「この杖を受け取ったならもうワンダラーの一員です、逃がしませんよ~フヒ」
メル「あなた方はあのワンダラーさんなんですか!どうしてこうなった~」
クリス「聞いてなかったの?冗談でしょw」
索敵にて相当数の魔物と1つ大きな魔物の気配を感じ取ったトールはメルにお願いしてみる
「向こうの茂みのあの辺り中心に最大火力の覚えたて魔法をぶち込んでみて?」
ユリが補助魔法、強化魔法をメルに施す(猫姫の強化魔法は半端ない!)
詠唱は無かった、「ラストメテオ!」巨大火球が落ちてきた半径500m位の森が消えた・・・
突然の爆撃に逃げ切れる魔物は居ないと判断した、数分もしないうちに
魔族軍に囲まれることになる、アーデに見つかるトール達 平謝りするしかなかった
アーデはあっちゃーな顔をして、魔族軍に解散を促す
クリスとユリはポカーンと口を開けたまま固まっていた
トール「ダンジョン内では使わないでね・・」とメルに頼む
メルは戦術とかは解らないので当面の間指示受けて攻撃しますと言っていた
スキルのおさらいをしてみる、スキルは中上級がたくさん増えていた
火、氷、風、土、闇、重力、シールド魔法、等だった、組み合わせでとんでもない事になる
中でも風魔法と闇魔法は使いやすいと言っていた 応用に期待することにした
爆撃を受けた所を確認に行くと数百を超える魔石やアイテムが散在していたので回収する
さっきの1撃でレベルが4個上がったと言っている、何狩ったんだろうか・・
あの大きかった反応の植物魔物のボスでも居たんだろうか・・
ギルドに戻り成果を報告する、ギルドの受付主任が現れカミラと名乗った
回収した魔石を確認していると顔色が変わったのが分かった、職員達がざわついている
カミラはトールを睨みつける、やばい雰囲気、まずいのを倒した?
もしかして倒してはいけない奴? 魔石確認してるから魔物なんだろうけど・・
奥からイシスさんが現れて1枚の依頼書をこちらに見せてくれた
「重要討伐案件 弩級モンスターメビウスキングを討伐せよ!」
イシス「北西に行ったのですか?植物の魔物討伐を紹介して南東を指示しました」
トール「南東門から出て・・・しば・・・ 北西だったのー??」
イシス「北西は冒険者(人族)立ち入り禁止にしてました、門兵から何も聞きませんでしたか?」
トール「冒険者(人族)じゃないから通してくれました」
イシス「あー、そうでしたね、うっかりしてました・・
メビウスキングはこの200年、誰も討伐できませんでしたので依頼を出してませんでした
これで北西の街道も往来できそうです、ありがとうございました」
トール「うっかりじゃなくて、狙ったんじゃないの??」
トールは、どうする?姿見ずに討伐してるからどんな魔物かわからないんだけどー
適当にすごく強かったとか苦戦したとか言っとく?? トールは依頼書をよく見てみた
三つ首の恐竜のような絵が描かれていた、キングキドラか・・
寝てたんだろうな多分、それか寿命で寝たきりだったとか・・そうしとこう・・




