第75話 王歴11年度 年次報告
バルト王歴11年度 年次報告
1.領主代理挨拶
王歴11年6月の入植以降、イスタン領は大きな災害もなく、イスタン村の農業を安定して維持することができた。
また、塩田の開発により製塩体制が整い、漁獲物の保存性向上に伴う漁獲量の拡大と、隣領への塩の販売を実現することができた。
村民の勤労ならびに辺境伯軍のご協力により、領内の開発が進み、安定した治安が維持されていることをここに報告する。
来年度は、新設したブール村において本格的な農業生産を開始する。
まさに勝負の年となる。
村民ならびに辺境伯軍の一層の活躍を期待するところである。
2.領地概要(王歴12年3月末現在)
(1)人口 143名
内訳
・イスタン村 103名
・ブール村 23名
・領主屋敷 17名
(2)主産業
農業、製塩、漁撈
(3)気候
寒冷、夏の最高気温25℃、冬の最低気温△10℃
(4)災害
本年度災害は発生せず
3.主要指数
(1)穀物収穫 ライ麦17t
(2)漁撈収穫 遡上鮭 7t
(3)塩生産 6t(うち4tを輸出)
(4)羊頭数 10頭
4.収支関係 *以下、大金貨1枚を1,000千円とし、日本円で記載
(1)収入 7百万円
(主な内訳)
・塩売却収入 4百万円
・魔石売却収入 3百万円
(2)支出 59百万円
(主な内訳)
・奴隷購入費用 27百万円
*ブール村農業従事者として
・食糧購入費用 10百万円
・人件費 10百万円
*「百合の乙女」4名分給与
・農具等資材購入費用 8百万円
・羊購入費用 1百万円
・その他 3百万円
(3)利益 △ 52百万円
5.資産関係
(1)資産
・現金 568百万円
(2)負債
・借入金 510百万円
*うち10百万円は「百合の乙女」給与未払い分
(3)資本
・資本金 120百万円
・利益剰余金 △ 52百万円
<注>固定資産については、その現在価値が不明であることから物件のみを以下に列挙する。
・領主屋敷
・ブール村共同住宅(収容可能人員数30名)
・羊小屋
・塩田
・農地30㏊(除くイスタン村)
6.来年度の方針
(1)農業の本格実施
・ノーホーク式農業の実施とこれに伴う羊牧業の本格実施
・ジャガイモ生産の開始
(2)本年度実施事項の継続
・塩の生産
・漁穫
(3)新規案件の検討
・毛織物産業開始に関する検討
・鍛冶実施に関する検討
・初等教育実施に関する検討
・食生活関係
1)養鶏獣飼育の検討
2)甘味料生産の検討
・住居関係
1)シャワートイレ設置の検討
2)寝具改善の検討
以 上
王歴12年5月5日
イスタン領領主代理
騎士爵 クレア・イスタン




