シン近未来考 なぜドラえもんのようなAIはできないのか
なぜドラえもんがつくれないのか
それは意思や感情の問題を人が解決していないから
ともいえる
そもそも意思や感情がどう成立するのかは
ある程度はわかっているから
それをAIに表現させることは可能かもしれない
ただしその場合はAIを作るプログラマーが
心理学にもかなり精通していないとならない
技術者としてのプログラマーと
研究者としての心理学者
この二つを兼ね備えていないとならない。
まずそれが難しいから、感情を持ったロボットは
本当に感情をもって行動するというところまでは
いかなくていかにも感情もったもしくは人格が
あるようなものだと感じるぐらいである。
そもそもその段階までいくのも難しく
東大を目指したAIの東ロボくんは検索エンジンを
利用して人が投げかけた問題を解こうとしている
キーワードで会話を成立させて、キーワードに
まつわる会話分を表現していく
そもそも人間の会話は結構行き違いも多く
お互いに言いたいことを理解することより
表現したいものをぶつけ合ってしまうことも多い
だからAIのように受身で何かをいつも聞いてくれると
それだけでもAIが何かもっているように見えなくもない
ただ人間が本来の姿をもっていなくて
不完全でAIにも負けているだけともいえなくはない
どちらにせよもっと問題な
一体どこから感情が来るのだろうかという問題を
とける心理学者でない限り
AIに感情はもたすことはできない。
プログラムは明確だから、人間の小説や詩のように
アバウトな内容で人に何かを認識させることがあるが
AIは与えられた電気信号によってそれを実行するだけ
だから
具体的に感情がどう成立し、感情の源泉が何であり
それにアクセスする方法などそれを与えない限り
AIは命令を実行できない
人間の感情は当たり前だが、目に見えない霊的な
もので、魂の奥底からくるようなもので
実際人間はそれをなんであるかわからないでいる
だからアクセスもできないし、存在の姿すら
わからない
そういう人間がつくるAIは感情を成立させることが
できないでさまよいだけだ
人間がもっと完全になり、感情の源泉を理解できる
ようになったらAIに感情を実行させるプログラムは
つくれるかもしれない
自然発生的にAIが分析して何かをつくりだすという
ことは無から有を発生させることともなり
それはそもそもAIの存在を否定する物理的な法則を
崩壊させることでもある
だからまず人間がその根源的な問題を解かないとならないのだ