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妄想から解き放たれる詩 イン  作者: きるけ
未来
124/187

罪を憎んで人を憎まず?

この世界に確実に存在する魔は

いくらでも我々をむしばむ


なんてことは言われなくても

時代を超えていつも人類が向き合ってきたこと


なのにその問題について

真向から考えるのを人は時折しかしない


だから罪を憎んで人を憎まずは重要な盾


人は無知ゆえにナチにだまされたり、

変な軍国主義にはまったり


左翼革命運動に従事したり

テロ活動をする宗教家になったり


そしてよく考えないので

下手な扇動にあおられて感情的になったり


混乱が混乱を呼ぶ行為を容認したりしている


すべて根本である人の心に働きかける

魔のせいだということも知らないで


だから罪を憎んで人を憎まずでいかないと

どんどんどんどん混乱はつながっていく


魔は人ではなくて人の心に働きかける力だと

過去の賢人たちはいう


そんな単純な理屈さえも消え去った希薄なこの世界

便利な世の中が不便さの一つでもある魔の存在を消し去った


忘れさられた物語りの中のものの

ようになっていたり


架空なことのように表層に追いやられたり


全ては20世紀の大いなる理性の

発達による哲学的な蒙昧がもたらしたのか


実存主義のハイデッカーはナチを

見破られなかったし


プラグラティズムは現代を効率化の墓場に

している可能性も多い


本質とは何なのだろうか

それを考えることは間抜けなことなのだろうか


間抜けであってもしないといけないという

必要が本当はあるんじゃないのだろうか


そう本質は人が侵食されている魔の

作用をたたくか見抜くことであって


批判や非難を人や集団に向けるのではない

結局それは対立だけが必ず残り


魔がまたはびこる世界が続いていくのであるから


罪を憎んで人を憎まず

まず人に働きかけている魔に声を上げよう

ある意味魔は陰謀論者言うように

歴史を支配してきた異質の存在


それは人が逆らえないような強い力

であることは明らかだから


人はどんなに優秀な人でも偉大な人でも

魔と対峙できる人は少ない


つまりみんな操り人形のごとくなっている


だから罪を憎んで人を憎まずに

人を批判せずに非難せずに


なるたけ働きかけている魔の存在を

人類共有の問題として考えるべきなのだ


左翼や右翼が魔にやられていたとしても

その思想のどこが魔的なのか指摘するべきで


その人を責めたら混乱しか後には残らない

それが悪魔の作戦なんだろうからね


まあよく言われているアニメの中の話のようだけど

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