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アフターヒーロー  作者: 望月
第二章 帰還した勇者と忍ばない忍
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第二話 忍ばない忍の恋愛相談

「はあ……」


 次の日。

 授業も終わって生徒が帰り出す時間。

 武蔵は教室の席に座ってため息をついていた。

 近くに楓が本を静かに読んでいるが、まったくもって眼中にない。

 普段はキメている表情もだらしなくなっている。

 今日はずっとこんな調子だ。

 授業の内容なんて一切頭に入っていない。

 挨拶されても返した記憶もない。

 自分の世界に浸りすぎて、機嫌を悪くしたクルミに殴られたような気もする。

 そんな記憶はないが、右頬が痛いのできっとそうなのだろう。

 痛みはどうでもいい。

 今はもっと大切な事を抱えているからだ。

 

 女神。

 昨日武蔵が遭遇した少女だ。

 柔和な笑みとエロい体が印象的だった。

 思い出すだけでも鼻血がでそうだ。

 制服は清条ヶ峰学園の物だったため、すぐに誰か特定できた。

 

 名前は藤堂紗和。異能者。二年E組の委員長。

 良家の子らしく、この街きっての高級マンションに暮らしているらしい。

 情報は以前武蔵が調べてまとめた学園女子データベースなるものからだ。

 データベースと言っても、簡単なことしかまとめていない。

 せいぜい顔写真と名前と簡単なプロフィールぐらいだ。

 入学してからは同学年ばかりを狙っていたので、二年生まだノータッチの学年。

 女神の如き微笑み。

 慈しみに満ちた雰囲気。

 巨乳。

 巨乳。

 武蔵はもう紗和の事しか考えていなかった。


 「おーい武蔵、大丈夫か? 心ここにあらずって感じだけど」


 物思いにふける武蔵を呼ぶ声がした。

 あの後、財布探しに熱中し過ぎて卵を割ってしまった少年、和也だ。

 武蔵の席の前に椅子を持って来て、彼と向かい合う格好になる。


「女神……」


 この男、何も聞いていない。完全に自分の世界に入り込んでいる。

 授業中も時折、不自然に気持ち悪い笑みを浮かべていた。

 妄想たくましい武蔵なら、とスルーしていたが、さすがに放っておくには変態に成り下がっていた。

 和也は考えるように顎に手をあて、数瞬の後、一言。


「……二年生の?」

「お前知ってるのか! 最高の女神だよな! マジでよ! そうだ教えてくれよ! 趣味は? おっぱいのサイズは? 好きなものは? 付き合っている男はいるのか? 教えてくれよ! なあ!」

「わかったら落ち着いてくれ! 怖いよ!」


 フルネームを言ったわけでもないのに、この有様。

 狂った目で和也から情報を絞り出そうと、マシンガンを彷彿させる勢いで質問を飛ばしてくる。

 財布が見つからず、諦めて元の場所に戻ったところ、放心状態の武蔵を発見。

 戻ってくる途中にすれ違った少女。

 しかも和也はその少女と顔見知り。

 全学年E組委員長による委員会があり、会う機会も多い。

 それなりに仲は良いと和也は思っている。

 何となく名前が出ただけなのが、これで確実にこの男は藤堂紗和に恋をしているとわかった。


「……ふう。落ち着いた。だから話せ。お前の知っている事全てを。今すぐ! どんな人なんだ!」

「はいはい。でも俺もそこまで知ってるわけじゃないからね。それに個人情報はあまり話せないし」


 友人の豹変ぶりに内心呆れつつも、その恋は応援してやりたい。

 入学から連敗記録が止まらない武蔵を心配しているのだ。


「二年E組の委員長で異能者。趣味は編み物だったかな。勉強は学年トップ。友達も多いと思う。そういえば迷子の子に付き合って、親を見つけるまでずっと一緒にいてあげてたらしいよ。良い人だよね」

「やはり女神か……俺の目に狂いはなかった! ああ女神よ!」


 手を組んで、天に向かって仰ぎ出す金髪の忍。

 恋愛とかそういう段階をすっ飛ばして、狂信の域に到達しているように見える。

 異世界で一から交友関係を構築した和也でも、少々避けたくなってくる。

 

「他には! 他には何かないのか!」

「ほ、他か? そうだな……彼女の異能についてかな。この前コピーしたから実際に使ってみようか。劣化しているけど効果はあまり変わらないし」


 委員会の時に和也は紗和の異能を劣化コピーしていた。

 手持ちの能力が物騒で、日常では使い道が見つからない力だったからだ。

 牛鬼の何でも溶かす凶悪な毒。

 楓の物体を通過する透過能力。

 日常のどこに使うのだろうか。

 普段壁抜けする機会も、誰かを毒殺する機会なんてない。

 しかも使うところを一般人に見られたら言い訳のしようがない物ばかり。

 せめて危険な能力はできる限り避けておきたい。

 誤って事故を起こしてしまう可能性もある。

 こうした事情から、非戦闘的な異能を持つ藤堂紗和の力をコピーする事としたのだ。


「準備があるから、ちょっと待っていてくれ」


 和也は席を立つと、自分の机からペンを取り出す。

 そして何故かペンで武蔵のおでこを突いた。


「あだっ! 何すんだ!」

「これも準備だよ。抑えて抑えて」


 黒板の前にある教卓に移動し、そこにペンを置く。

 何の異能か知らない武蔵はそれを注意深く見ている。

 一体どんな異能なのか。

 異能自体には興味はないが、藤堂紗和の異能というだけで心を持っていかれる。

 ここまで特に変な動きはしていない。

 ペンを教卓の上に置いただけだ。

 そして何もせずに、こちらに戻ってくる。


「おい。何も起こらないぞ」

「まあまあ。そう急かすなって」


 はぐらかして、質問に答えない和也。

 からかっているのかと思い、文句でも言ってやろうと立ち上がろうとする。

 そうしようとしたのだが。

 突如、体全体が浮遊感を覚えた。

 地に足がついているはずなのに、床の感触が全く感じられない。

 浮遊感から体が捻られるような感覚へ。痛いのではなく気分が悪くなる。

 訳もわからないうちに視界が黒に染まる。

 

 一瞬かそれとも、もっと長い時間が経ったかもしれない。

 目が回ったときの気持ち悪さが収まった。

 武蔵はゆっくりと目を開き、手で自分がいる場所を確認する。


「……あれ?」

 

 それは木だった。

 それはあまり大きくなかった。

 それは教卓の上だった。


「どうだった? 瞬間移動を体験した気分は」


 してやったりと、にんまり笑う和也の手の中にペンが。

 ついさっきまでは教卓の上にあったはずだ。

 だが上に座っているのは他でもなく武蔵。ペンはどこにも見当たらない。

 ここで和也の言った、瞬間移動が引っかかった。

 そしてペンと武蔵の位置関係を考えると、おおよそどんな異能か検討がつく。


「物体の位置を入れ替える異能か。気分は良いとは言えねえな。若干吐き気がする」

「正解。詳しく言うと、効果範囲は二〇メートル。重量は八〇キロが限界。交換する物体にはあらかじめマーキング。ペンで武蔵のおでこを突いたのがそうだよ」


 藤堂紗和の異能、『置換』

 前もって能力を使いたい物体を指定し、距離が離れている物同士の位置を交換する力だ。

 紗和(オリジナル)が使うと、効果範囲は五キロメートル。重量は一トン。マーキング数は一〇個まで。

つまり五組を一度に置換できる。

 和也よりもずっと強力だ。

 

「俺のはかなり劣化してるけどね。オリジナルなら距離も重量ももっと上だし、マーキングできる数も多い。俺なんて二個で限界だよ。それに効果が発動するまでに一分もかかるし」

「つーことは、お前は一組しかできないのか」

「そういう事。なんか劣化具合が妖怪の場合と比べると激しいのが気になるけど……。まあ今はいいか」


 妖怪の能力をコピーした時と、異能者の能力をコピーした時では、相当の差があった。

 妖怪よりも異能者の能力の方が劣化がひどい。

 これは初めての経験だった。

 和也の劣化コピー能力はオリジナルの三割の出力と効果が出ればいい方だ。

 ただ妖怪の力思ったよりも差がなく能力が使えた。

 牛鬼の強烈な毒。

 小細工ができ、やろうと思えば牛鬼と同じく建物を溶かす事もできる程には力があった。

 特に楓の透過は凄まじかった。

 なんと七割近くは再現できたのだ。

 部位ごとという効果範囲に制限はあったが、ほぼオリジナルと変わりないだろう。


 劣化の幅で言えば、異能者は異世界の人々の力と大差ない。

 なら妖怪はなんなのだろうか。

 妖怪に何か秘密があるのかもしれないし、劣化コピー能力に何か和也が知らない何かがあるのかもしれない。

 

「教えてくれたのに悪いが、あんまり役に立たない情報だなそれ」

「そうかもね。その内役に立つかもしれない程度に留めておいて。知らないよりはましって感じでさ」


 武蔵の慕う女神様に関して和也が知っているのはこれで全部。

 二人は今ある情報で、武蔵がどうやって紗和に仕掛けていくか作戦を組み立てる。

 なのに、武蔵の表情はどんどん沈んでいく。


「ああでも不安だ……つうかどう話しかければいいんだ」

「いつも女の子をナンパするノリでいいじゃないか。気持ちはわからないでもないけどさ」


 この困った忍に何か発破をかけないとまずい。

 紗和は人気のある女の子だし、いつ彼氏ができても不思議ではない。

 何かうまい手はないかと、武蔵を放置して、考え込む和也。

 

 そんな中、ずっと傍で読書していた少女がいた。

 立花楓。大和撫子然としたお淑やかな女の子だ。

 楓の正体は妖怪。しかもぬらりひょんと鬼女・紅葉との間に生まれ、両者の特性を受け継いだ特殊な妖怪だ。

 元勇者の桐生和也以下、一年E組のクラスメイト達のおかげで、彼女の抱えていた問題は解決されている。

 現在は新たなスタートを切り、学園生活を満喫しているのだが。


 楓はフッと微笑み、静かに本を閉じる。


(ふわあれぇいあえあえええええええええええ! 誰! 藤堂紗和って誰! それ誰なの桐生君!)


 表情を一切変えず、脳内で絶叫する大和撫子風美少女。

 最近は笑顔が増えてきて、冷酷無比なオーラは消えつつある。

 それでも普段はまだ無表情だ。

 というよりも、以前おっさんくさい笑みと言われたので、表情に出ないようにどうにか押さえこんでいる。

 なので、無表情なのに心の中では大混乱状態に陥ってしまっているのだ。

 

 「あの、桐生君」


 楓は彼らの会話に割ってはいる。

 いつもの彼女なら遠慮して話さないだろうが、一刻を争う事態だ。

 感情を表に出さないよう、気をつけながら和也に尋ねる。


「どうかした? 立花さん」

「桐生君がコピーできる能力は二つまで。古い方から消える。それでいい?」

「そうだよ。だから今あるのは藤堂さんのと、牛鬼の毒かな」

「……私の力は消えた?」

「うん。消えたね。きれいさっぱり。残しておく理由もないし。ていうか立花さん何で初めて会ったときみたいな話し方してるの? おーい話聞いてる? おーい」


 和也の言葉はとうに耳に入っていない。

 楓は自分の世界に入り込んでしまっているためだ。


(消えちゃったのか、そうかぁ……いや別に気にしてないし? 未練の欠片もなく言われて悲しいわけじゃないし? もうちょっと名残惜しそうにしてくれてもいいなって思うだけだし? 全然悲しくないもんね! ふんっだ!)


 明らかに気にしすぎである。

 すっかり恋する乙女にシフトチェンジした立花楓。

 元々残念な面があったが、それが恋をする事によって加速度的に増している。

 そして彼女は、恋愛はじっくり仲を育んでからがいいなぁと思っていた。

 奥手なのも相まって、和也にこれといったアタックはしてこなかった。

 しかし今日になって考え直す必要が出てきた。


(藤堂紗和さん。二年E組の委員長か……。誰かはよく分からないけど、桐生君が絶賛するくらいだから、すごい人なんだろうな。勝てるかな私。いやいや同じクラスだし、可愛いって言ってもらえたし。うんきっと大丈夫)


 胸の前で手を握る。

 会ったかもしれないが、名前は初耳なので顔は出てこない。

 それでもこちらが有利なのは確実。

 決して負けない。

 そう覚悟を決めた楓。


 それと同時にスライド式の扉が開く。

 茶髪のボブカット。可愛らしい、ほんわかした顔。服の上からもわかるほどの巨乳。

 藤堂紗和、その人だ。

 武蔵は息を止め、楓は知らない人が来たので少し身をかがめる。


「失礼します。和也君。明後日の授業後に委員会があるので来てくださいね。これが資料です。忘れないでくださいね」

「明後日の授業後か。わざわざ来てもらって悪いね紗和ちゃん」


 唐突に現れた紗和に驚いたが、そんな事はどうでもいい。

 そんなことよりも重要な言葉を武蔵と楓は聴いてしまった。


「紗和ちゃん!?」

「和也君!?」

 

 名前だ。

 和也と紗和。

 お互い、下の名前で呼んだ

 間違いなく呼んだ。

 自然な流れで確かに呼びあった。


 和也はやっちまったと手で顔を覆い、紗和は状況がわからずに首を傾げる。

 こうなる事がわかっていたから、苗字呼びをしていたのに、やってしまった。


「ど、どどどういう事だ和也! お前とめが……藤堂先輩はどういう関係だ! 答えろ今すぐに! ただの先輩後輩の関係じゃねえのか!」


 武蔵は和也の眼前にまで詰め寄る。

 相当動揺したようで、汗をだらだらと流しまくっていた。

 一方楓は。


(あれぇ、おっかしいなぁ……どう考えても私よりも進んでるなぁ……下の名前かぁ……一度も呼んだ事ないなぁ……あれぇ?)


 見事にぶっ壊れていた。

 楓が和也と築き上げてきた物をあっさりと超えていった藤堂紗和。

 嫉妬をする以前に頭が現実を認めたくなかったようだ。

 だが現実は非情である。


「えっとだな……俺って普通に学校通っていたら、今高二なんだよ。それでその事を紗和ちゃんが知っていたみたいで、同い年ですし名前でいいですよとか何とかそういう流れで」


 忘れがちだが、和也は一二月生まれの一六歳。本来なら高校二年生だ。

 帰還当初にテレビで騒がれたのもあって、紗和も和也の年齢が自分と同じだと知っていた。

あとは紗和独特の女神オーラに押され名前の呼び合いが定着した。

 一応詮索は禁止などとあるが、実際のところ守っている人は少ない。

 話したくない人はそれっぽい雰囲気を放っているし、話してもいい人は聞かれたら答えたり、自分から言いふらしたりする。

 この学園は一般人にバレなければかまわないスタンスの人が多い。

 警戒心を持って入学した和也からすると、拍子抜けもいいとこだった。

 

「え? 年上だったのお前? ……今までため口きいてすんませんでした。今度から気をつけます」

「いやいいって。これまで通りで頼む。今さら敬語使われても違和感がどうにもね」


 このくらい知っていて接しているのだとばかり思っていたのだが、どうやら違ったらしい。

 男には興味がなかったという事だろうか。

 それにしても武蔵は根が真面目だ。

 授業もダルいとぼやくが、一度もさぼっていない。小テストもいつも満点。

 下手にヤンキーぶるより真面目路線で攻めたら彼女の一人や二人すぐにできると本気で和也は思った。


「そうっすか。なら遠慮なく……ふざっけんなよテメェェェェェ! 何なんなのイケメンは! 凡人が超えるのに苦労する壁をスキップで越えてんのか!? つうか――」

 

 遠慮がないにも程があるが、いつもの武蔵に戻ったので気にしないでおく。

 そんな武蔵は一旦口を噤む。

 原因は紗和だ。

 隣に恋する女神がいるのに、感情に任せた暴言を聞かせるわけにはいかないだろう。

 

「ふふ、和也君と服部君は仲がいいのですね。仲がいいのは素晴らしい事です」


 女神の微笑み。

 武蔵の心はそれだけでも蕩けそうになる。


「あ、あの藤堂先輩。どうして、ぼ、僕の名前を知っているのでしょうか」


 話しかけようとして声が裏返っている。

 一人称も俺から僕へ。緊張しすぎの武蔵に和也は心配になってきた。


「服部君は有名ですから。女の子が大好きでよく追いかけまわしていると」

「わ、若気の至りってやつですよ。はは、もうそんな事してませんよ。はは、はは……」


 思いっきり動揺する武蔵。

 嘘をつくならもっとうまくつけと言いたい。


「ふふ、おもしろい方ですね。もう少しお話したいところですが、まだ仕事がありますので失礼しますね。和也君、服部君、立花(・・)さん」


 女神オーラをそのままに、紗和は教室から去っていった。

 武蔵は未だに紗和と話せて夢心地だ。楓はあさっての方角を向いている。

 

「はぁ……女神様マジ最高だわ。付き合いてえなぁ……仲良くなりてえなぁ。でもどうやってお近づきになればいいんだ。ああ何でもいいから話してぇな……」


 武蔵が願望を垂れ流す。

 段々と夢の規模が小さくなっているが、それだけ本気なのだろう。

 そんな友人を前に、和也は先程紗和から渡されたプリントを机に載せた。


「ならこれがいい機会になると思うよ」

「……なんだこれ?」


 簡単に説明するとこうだ。

 E組の生徒は異能者から妖怪、異世界人など多岐にわたる。

 価値観から何まで違うのは当然だ。

 交友を深めるのにも時間がかかるだろう。

 生徒同士の衝突もあるかもしれない。

 こういった事から、例年通り、三年E組、二年E組、一年E組委員長はある催しを計画している。

 それは――


「――全学年E組のE組によるE組のための親睦会。仲良くなりたいんだったら最高のイベントじゃないか?」


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